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宮崎信行の国会傍聴記 ニュースサイト

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が3党協議を現地で取材したり国会中継を見たりして雑報を書いています。

2017年1月解散説高まる 第48回衆院選 2016年10月6日の「銀座ステーキ懇」契機か

2016年10月06日 23時59分50秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

(この記事の初エントリーは2016年10月10日夕刻で、それから6日付にバックデートしました)

[画像]2016年10月6日(木)夜、「銀座ステーキ懇」の内容について、囲み取材に応じる、自民党の河村建夫衆議院議員、=TBSニュース映像からスクリーンショット。

 平成29年2017年1月に衆議院が解散され、第48回衆院選が行われるとの観測が高まっています。

 契機は、2016年10月6日(木)夜7時からの「銀座ステーキ懇」。

 この日は、第24期参議院で初めての、テレビ入り参院予算委が終了したタイミング。27年ぶり自民党単独過半数で、昼には、補正成立の日程が決まっているという、楽勝ムードながら7時間弱コースで、「やれやれ」という雰囲気でした。(当ブログ内の同日のエントリー記事。)

 G20出張をひかえた、財務大臣も参加。

 朝日新聞「首相動静」によると、会合出席者は、安倍晋三首相(自民党総裁)、麻生太郎副総理・財務大臣、前月に就任した自民党の二階俊博幹事長、竹下亘国会対策委員長、衆議院の佐藤勉議院運営委員長(前党国対委員長)、河村建夫前議院運営委員長。それと、北村滋内閣情報官(昭和55年警察庁入省)。

 場所は、東京・銀座のステーキ店「銀座ひらまさ」。

 首相の滞在時間は、午後7時28分から午後10時過ぎ(23分私邸着)までの2時間半。


[画像]2016年10月7日付朝日新聞4面の一部をスキャニング、赤線は筆者・宮崎信行が加筆。

 TBS等が伝えた、様子は、二階幹事長が「みんなそのつもりでちゃんと準備はするから」と言うと、安倍首相(自民党総裁)は無言で応じた、というようなものだったようです。

 河村さんは、現職として、新人の安倍さんと中選挙区で骨肉の争いを演じた後、小選挙区制になり首相と棲み分けています。

 この翌日は、G20のため、国会は休み。政府が国会に「公職選挙法及び最高裁判所国民審査法改正案」(192閣法7号)を提出しました。この法案は前回の第47回衆院選の期日前投票で、衆議院(公示翌日からの自治体が大勢)、国民審査(投票日1週間前から)の期日前投票が可能な日程がずれているので、「二度手間になった」という声に対処する法案。この改正条項は、成立後3か月以内に施行できるので、別にいつ成立しようとも、第48回衆院選に間に合うでしょう。

 これとは別に、首相の実弟で、外務副大臣に再就任した岸信夫衆議院議員は、9日放送の日本テレビニュースで、12月15日の日ロ首脳会談をめぐり、「北方領土2島返還もありうる」という趣旨の発言をしており、山口選出自民党4代議士(高村副総裁、河村さん、岸外務副大臣、安倍首相)の発言が注目されそうです。

 国会は、ことしの、第190回通常国会以降、重要法案がほとんどない局面が続いており、解散による政治日程の空白は無いでしょう。

 また、私が勤めていた日本経済新聞社の決算期が12月なので、私は長年勘違いしていましたが、日本のほとんどの新聞社は3月決算です。なので、1月解散してほしいという、新聞社経営幹部の意向も、報道の現場に見えない形で影響してくることになります。

このエントリー記事の本文は以上です。

(C)宮崎信行 Nobuyuki Miyazaki 
(http://miyazakinobuyuki.net/)

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