
(この記事の初エントリーは2016年10月10日夕刻で、それから6日付にバックデートしました)
[画像]2016年10月6日(木)夜、「銀座ステーキ懇」の内容について、囲み取材に応じる、自民党の河村建夫衆議院議員、=TBSニュース映像からスクリーンショット。
平成29年2017年1月に衆議院が解散され、第48回衆院選が行われるとの観測が高まっています。
契機は、2016年10月6日(木)夜7時からの「銀座ステーキ懇」。
この日は、第24期参議院で初めての、テレビ入り参院予算委が終了したタイミング。27年ぶり自民党単独過半数で、昼には、補正成立の日程が決まっているという、楽勝ムードながら7時間弱コースで、「やれやれ」という雰囲気でした。(当ブログ内の同日のエントリー記事。)
G20出張をひかえた、財務大臣も参加。
朝日新聞「首相動静」によると、会合出席者は、安倍晋三首相(自民党総裁)、麻生太郎副総理・財務大臣、前月に就任した自民党の二階俊博幹事長、竹下亘国会対策委員長、衆議院の佐藤勉議院運営委員長(前党国対委員長)、河村建夫前議院運営委員長。それと、北村滋内閣情報官(昭和55年警察庁入省)。
場所は、東京・銀座のステーキ店「銀座ひらまさ」。
首相の滞在時間は、午後7時28分から午後10時過ぎ(23分私邸着)までの2時間半。
[画像]2016年10月7日付朝日新聞4面の一部をスキャニング、赤線は筆者・宮崎信行が加筆。
TBS等が伝えた、様子は、二階幹事長が「みんなそのつもりでちゃんと準備はするから」と言うと、安倍首相(自民党総裁)は無言で応じた、というようなものだったようです。
河村さんは、現職として、新人の安倍さんと中選挙区で骨肉の争いを演じた後、小選挙区制になり首相と棲み分けています。
この翌日は、G20のため、国会は休み。政府が国会に「公職選挙法及び最高裁判所国民審査法改正案」(192閣法7号)を提出しました。この法案は前回の第47回衆院選の期日前投票で、衆議院(公示翌日からの自治体が大勢)、国民審査(投票日1週間前から)の期日前投票が可能な日程がずれているので、「二度手間になった」という声に対処する法案。この改正条項は、成立後3か月以内に施行できるので、別にいつ成立しようとも、第48回衆院選に間に合うでしょう。
これとは別に、首相の実弟で、外務副大臣に再就任した岸信夫衆議院議員は、9日放送の日本テレビニュースで、12月15日の日ロ首脳会談をめぐり、「北方領土2島返還もありうる」という趣旨の発言をしており、山口選出自民党4代議士(高村副総裁、河村さん、岸外務副大臣、安倍首相)の発言が注目されそうです。
国会は、ことしの、第190回通常国会以降、重要法案がほとんどない局面が続いており、解散による政治日程の空白は無いでしょう。
また、私が勤めていた日本経済新聞社の決算期が12月なので、私は長年勘違いしていましたが、日本のほとんどの新聞社は3月決算です。なので、1月解散してほしいという、新聞社経営幹部の意向も、報道の現場に見えない形で影響してくることになります。
このエントリー記事の本文は以上です。
(C)宮崎信行 Nobuyuki Miyazaki
(http://miyazakinobuyuki.net/)
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