【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【小沢訪中団】民間人として参加します

2007年12月05日 23時01分06秒 | 第1回交流協議機構&長城計画訪中団

(写真は中国共産党の有力組織「共青団」幹部の訪問を受けた小沢さん)

【東京にて】

 下町の太陽はあす(5日)から中国に行きます。

 民主党代表の小沢一郎さんが団長を務める訪中団に一般団員として参加します。
 ツアーの正式名は

「日中国交正常化35周年を記念して(日中)交流協議機構 大長城計画訪中団」。

 「長城計画」とは小沢さんが長年続けているプログラムです。

 日中国交正常化は田中角栄内閣の最大の功績です。小沢さんは田中さんの政治上の息子に当たりますから、中国共産党からも特別な待遇を受けています。中国では「井戸を掘った人を忘れない」ことが大事だとされていますから。

 草の根の日中文化交流ミッションで、今回が20周年で第15回。
 4年に3回のペースでやっているわけです。

 「交流協議機構」とは民主党(DPJ)と中国共産党との2-party-talksの場です。ことし1月に発足、日本議員団の中国派遣は今回が初めて。

 「機構長」には、民主党(DPJ)の菅直人代表代行が就任しました。

 訪中団はAコースが北京で3泊4日で9日(日)に帰国します。
 Bコースは北京から西安(古都、シルクロードの起点)に飛び、10日(月)に帰国します。

 国会議員は臨時国会延長のため、慌ただしい日程の人が多いようです。

 下町の太陽は4泊5日、中国を楽しもうと思います。

 日経新聞記者時代は忙しいし拘束がきついので、海外旅行をしている時間などありませんでした。
 GWに「2泊4日」とかいう旅行代理店企画の弾丸ツアーに参加するのが関の山。バブル崩壊で経費節減が叫ばれていた時期なので、海外出張もありませんでした。
 5日間とはいえ、じっくり腰を落ち着けて旅するのは、大学生以来、10年ぶりです。ただ、この旅行高いんですよ。下町の太陽は西安に行って、しかも個人参加ですから、シングルルーム料金追加で30万円!北京だけでも20万円。それでも民間人参加が400人らしいので、中国なり民主党なりの勢いを感じます。

 北京と西安の空気を吸って、しっかり元を取りますよ。香港特別行政区、ポルトガル領マカオ(現在のマカオ特別行政区)に行ったことはありますが、簡体字が使われている街に行くのは初めてです。

 小沢さんの訪中は王毅前大使の招待(invitation)を受けています。私も団員として一応そのご相伴に預かるわけで、人民大会堂や釣魚台国賓館(迎賓館)に入れる予定です。

 実を言うと、下町の太陽は15年前、学生文化交流使節団の一因として、2週間台湾全島をめぐったことがあります。これは事実上、中国国民党(KMT)の招待でした。出発前に担当者から「この旅行で親台派にならなくてもいいですが、知台派になってください」と言われたのを鮮明に覚えています。下町の太陽は恥ずかしながら、「辛亥革命」も知らない大学1年生だったんですが、いろいろと学ぶことができました。台湾の友人もできました。「親台派」かどうかは別として「知台派」です。

 国民党と共産党の双方からご招待をいただいた経験のある33歳の日本人というのは、珍しいと思います。言ってみれば、私の中での「国共合作」です。
 この二つの体験を、これからの長い書き手としての人生で、みなさまに還元して参る所存です。

 恩師に電話したところ、フランスの報道機関から「小沢・胡錦涛会談の真の狙いは何だと分析されますか?」と取材を受けたそうです。が、そんなに難しいことじゃないんですよ。

 外交とは人です。日韓関係が良くなったのも、「ヨン様」で観光客が1・5倍になったから。
 初めての北京。8年ぶりの海外旅行にワクワクしてきました。なお、下町の太陽は北京からもブログを更新する予定です。

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