
わが日本国民の共有財産である子ども(0歳~15歳)全員に対して、親の所得による差別なしに一律支給される子ども手当。
きのう(8日)付日経朝刊によると、政府が提出する「子ども手当法案」の全容が明らかになったそうです。
施行期日は「2010年4月1日(予定)」となっていますので、予算関連法案として3月31日までに成立させなければいけない「日切れ指定法案」となるものと思われます。
重要議案ですので、衆院先議になるでしょうから、衆院厚生労働委員会は大変ですよ。参院送付後ですが、社民党さんを信頼していますので、参院でも賛成多数で可決、成立するでしょう。
初年度は月額1万3000円となります。2011年度からは月額2万6000円となり見込みですが、法案は出し直すことになるようです。
支給は(日経記事によると、)
2010年 6月は、4月・5月の2ヶ月分
2010年10月は、6月・7月・8月・9月分の4か月分
2011年 2月は、10月・11月・12月・1月分の4ヶ月分
2011年 6月に 2月分・3月分の2ヶ月分
がもらえるということになりそうです。ちょっと注意が必要ですね。まだ「法案の骨子」の段階ですので、法成立後に厚労省やお住まいの自治体に直接問い合わせてください。
もう一つ注意点。現在、自治体から児童手当をもらっている人は手続きは「原則いらない」と日経は報道していますが、もらえていない世帯・中学生の子どもを持つ世帯は自治体への申請が必要になるようです。なお、2010年9月30日までに申請すれば、4月分からもらえるようですが、早め早めに手続きしましょう、未来(子ども)への投資ですからね。
なお、野党・民主党で子ども手当法案の作成には、西村智奈美・現外務政務官、林久美子・参院議員(滋賀=改選)らが頑張りました。
冒頭の写真は、2009年夏・政権交代直前の大阪16区堺市で、セ氏35度の猛暑の中で、長妻さん見たさに集まった主権者への街頭演説の後の長妻さんです。隣の女子大生さんは20歳です。現・衆議院議員の森山浩行さんをめぐる「誰かが誰かを知っている共同体」の一員です。こうやって長妻・現大臣と握手してうれしそうですね。
政治が国民の手に戻ったあの夏・2009年夏、民主党の青春。
長妻さん、あの堺での大歓声を思い出してください。当時わずか当選3回生のあなたみたさに500キロ離れた大阪・堺に1000人(当ブログ調べ)が集まったんだよ。
とはいえ、官僚に対して「お前はクビだ!」はダメです。たしかに厚労官僚と言えば、農水官僚、文科官僚と並んで霞が関でも出来の悪さを争う連中です。でも、僕たちはあなたに政治主導を望んだのであって、役所破壊を望んだわけではありません。
私はあなたの背中をいつも応援するし、心配もしています。総理に恋われてただ一人入閣した当選4回生。右腕には細川律夫副大臣(埼玉3区)がいます。これからの民主党の中核となる「1990年初当選組(当選7回生)」の一人です。
情報の出し入れに長けているけど、田舎者のひがみやっかみにはちょっと弱い。
それが東京っ子の宿命っちゅうもんよ、長妻クン!
東京・城北の誇り、日経グループの誇り=長妻昭。浅学非才の後輩である拙ブログですが、2010年国会も、長妻昭・厚生労働大臣を徹底的に応援します。
NIKKEI NET(日経ネット):子ども手当、6月から 自治体に申請必要
政府が18日召集の通常国会に提出する子ども手当法案の全容が明らかになった。現行の児童手当を受け取っている世帯の手続きは原則いらない。所得制限で児童手当を受け取っていない世帯や、中学生の子どもを持つ世帯などは、市区町村に申請する必要がある。子ども手当は6月から4、5月分を支給するが、9月末までに申請すれば4月分からもらえる。子ども手当を市区町村に寄付することも認める。
今回の法案は2010年度限りの時限措置とし、4月1日の施行を目指す。11年度以降の制度設計は改めて検討する。 (07:00)
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