
“内調”トップの三谷秀史・内閣情報官(写真)は首相官邸で福田康夫首相に会い、衆院統一補欠選挙の最終盤情勢を報告しました。
内外情勢の「ブリーフィング」は午後6時30分から15分間でした。
内調こと内閣情報調査室は山口県警、警視庁ほか全国の公安警察のほか、報道機関の情報などを総合して、山口2区の勝敗を判定。
情報官が首相に伝えた内容をここで書き記すわけにはいきませんが、補選の場合は、95%以上的中します。
「数百票差の僅差」という報告も含めれば、的中率は99%になるでしょう。
ですから、今夕のぶら下がり以降の福田首相の発言は、日曜日の選挙結果を事前に把握した上での発言になります。
三谷情報官のブリーフィングの後の福田首相と記者とのやりとり
Q.「民主党が2009年度に道路財源の一般財源化を法案化することを検討しているが?」
A.「法案化しようが何しようが前向きのことであれば、わたしはいいと思いますよ」。
まだ、映像は見ていませんが、表情の変化に注目したいところです。
付け加えると、こうやって警察が自民党に情報を提供するから、補選は与党が強い傾向があるのです。これが積み重なって、自民党の53年長期独裁政権が成り立っているのです。国民はこういったことにあまりにも無知です。「民主党は頼りない」と言う人がいますが、情報量は政府・自民党の10分の1の中で闘っているんですよ。「民主党は頼りない」と言う国民は、自民党議員から「日本はバカが多くて楽だね」と涼しい顔で言われているもしれませんよ。これ本当です。
[三谷秀史内閣情報官の経歴]
昭和49年警察庁入省
米国大使館一等書記官、警察庁公安第一課理事官、大阪府警警備部長、防衛庁調査課長、岡山県警本部長、警察庁警備局課長、森喜朗首相秘書官、千葉県警本部長、警察庁外事情報部長から官邸入りし、内調トップの内閣情報官となった。
森首相秘書官時代に通信社記者を平手打ちにし、土下座して謝った。(この件に関しては、双方に同情論があり、けんか両成敗論もある)。
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