【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

両院協議会議長に北澤俊美さん長野・川中島出身、長期戦へ

2009年01月26日 23時15分45秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ

 両院協議会が午後9時過ぎに始まりました。くじ引きの結果、議長には民主党副代表の北澤俊美さん(参院長野)が選出されました。

 まさに最適任です。というのは、俊美さんはあの「川中島の合戦」で有名な長野市川中島町の生まれ・育ち・在住です。

 くじ引きとはいえ、私や主権者の漠然とした国政に対する願いが俊美さんを議長に選ぶという具体的な格好を生んだのでしょう。

 俊美さんは、

 自民党経世会→自民党羽田派→新生党→新進党→太陽党→民政党→民主党

 と歩んできました。

 太陽党は新進党解党に先行して、羽田孜元総理とともに小沢一郎新進党党首(当時)の党運営を批判して離党して結党した政党です。

 つまり初当選から、16年半、ただの1日たりとも羽田孜さん(長野3区)と違う政党に所属したことがない。羽田さんの最も近く最も忠誠心ある老中首座です。

 そういえば、第16回参院選で街宣活動をご一緒した、村井仁・長野県知事、小坂憲次・衆院議院運営委員長(長野1区)も、たしか新生党・新進党にいましたが、気付いたら自民党に帰っていました。どうしました?

 村井や小坂は腰抜け・インチキ政治家です。「一度裏切る者は二度裏切る」といいますから、自民党が下野したらすり寄ってきそうですが、信用してはなりません。主権者も信用すべきでないし、仮に彼らに愛人がいたとしたら「すぐに捨てられる」と覚悟すべきです。

 両院協議会には、このほか、石井一元自治大臣、峰崎直樹・参院予算委員会筆頭理事、西岡武夫・参院議院運営委員長、簗瀬進・参院民主党国対委員長、福山哲郎・発議者&参院民主党政審会長という実力派をそろえました。

 
 写真は両院協議会の冒頭(毎日新聞)

 なんせ、2兆円という莫大なお金について議論するのですから、とことん話し合わなければいけません。

 記者の総人件費と2兆円。何日話し合ったってお釣りがきます。待つのに疲れて感情的になった政治部長、デスク、キャップ、記者は失格です。横並びで自民党の金魚のフンばかりやってきたから、各社の業績は総崩れになっているんですよ。

 徹底的に議論して、マスコミなど、2時間でも、10時間でも、100時間でも待たせておけばいいのです。

【追記 2009-1-26 23:00】

 北澤議長は、1日目の両院協議会を散会しました。ゆっくり協議、休養のうえ、2日目の議論にのぞむことにしました。27日(火)午後1時から再開。正しい判断です。毎日新聞によると、2日目は衆院から議長が出るようです。



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