【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

NHK籾井勝人会長の資質問題で、高市総務相が謝罪 小川敏夫「試験監督が受験生にカンニングさせた」

2015年03月23日 20時05分52秒 | 第189回通常国会2015年安保国会

(このエントリーの初投稿日時は2015年3月23日午前11時半で、午後8時過ぎに追記)

【平成27年2015年3月23日(月)参議院予算委員会】

 一般的質疑3日目。

 小川敏夫さんが質問。

 NHK(特殊法人日本放送協会)の籾井勝人会長が、2015年3月16日の参議院予算委員会基本的質疑1日目=NHK中継=で、答弁の際、後ろから資料を渡そうとした人物がNHK職員ではなく、総務省職員だったのではないかとの疑惑を追及。

 まず籾井参考人は「手渡された資料は、放送法逐条解説という冊子だ」としました。 

 答弁に立った、高市早苗総務相はのっけから「おわびしたい」としました。高市大臣の説明では、大臣自体は、閣僚席から見て、NHK会長に後ろから資料を渡そうとした人物はNHK職員だと思ったが、調べたら、総務省職員だったと答弁。そのうえで、総務省職員は、NHKに資料をお貸ししようとし、実際の答弁には使わなかったが、議題になっていた、放送法逐条解説で第1条第2項のページを開いて渡していた。「きわめて不適切であり、今後再発しないよう、おわびしたい」と語りました。

 これに先立ち、小川さんは、「総務省とNHKの関係からすると、試験監督官が受験生にカンニングをさせたようなものだ」と激しく批判。小西洋之委員(旧郵政省出身)から「会長辞めろ!」との声が上がりました。

 NHK予算案はまだ国会に提出されておらず、来週火曜日に迫った年度末に向けて、籾井勝人会長の辞任は避けられない情勢となってきました。

 これに先立つ、民主党の大野元裕さんの質疑では、アベノミクス黒田異次元緩和による円安で、国連など国際機関への分担金・拠出金が「1ドル97円で想定していたが、今のように1ドル120円になると、約270億円の追加支出になる」と外務省の政府参考人から答弁を引き出しました。

 あすは一般的質疑4日目。しかし、集中審議はまだ1日だけで、今週金曜日に集中審議が開かれる予定となっています。

【同日 参議院行政監視委員会】

 行政評価、行政管理におけるPDCAサイクルについて、徳島県神山町の後藤正和町長や、独立行政法人理事長、大学教授に対して参考人質疑をしました。

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