TBSラジオによると、衆院の笹川堯・議院運営委員長は29日夜の議院運営委員会開会にあたり、衆院2階にある議運理事会室から斜め向かいの議運委員長室まで、衆院の表玄関上にある階段の外のベランダを通り脱出、事務室に入り、再度ベランダ伝いに委員会室に入室し、議運委開会にこぎ着けた模様です。
理事会室の前を民主党の「ガソリン値下げ隊」が“封鎖”していたため、奇策で対応し、翌日(30日)の衆院本会議の多数決ではない委員長職権での設定を図り、成功したようです。
議長、副議長に次ぐ衆院ナンバー3で、本会議場前に個室を持つ議運委員長が、ベランダ伝いに理事室に移動するという奇策をとったことは、衆院の権威を傷つける行為。
自民党出身の河野洋平議長が、笹川委員長による議運理事会の開会に関して、全面的な協力をしなかった証拠とも言え、「ガソリン国会」での自民党の強硬姿勢に河野議長が慎重な考えをもっている可能性が高いです。
いずれにしろ、奇策に次ぐ奇策の連続は岸信介自民党内内閣時代の1960年の「安保国会」を喚起させます。
ただ、このときは清瀬一郎議長が午前0時直前に休憩中の本会議を再開するなど、自民党出身の衆院議長が法案(日米安全保障条約の自動延長)可決に尽力しました。
今回も河野洋平議長の裁きが最終的な帰趨を決める可能性があります。
【追記2008-1-30 11:30】
部屋の名称に一部誤りがありましたので、訂正しました【追記おわり】
理事会室の前を民主党の「ガソリン値下げ隊」が“封鎖”していたため、奇策で対応し、翌日(30日)の衆院本会議の多数決ではない委員長職権での設定を図り、成功したようです。
議長、副議長に次ぐ衆院ナンバー3で、本会議場前に個室を持つ議運委員長が、ベランダ伝いに理事室に移動するという奇策をとったことは、衆院の権威を傷つける行為。
自民党出身の河野洋平議長が、笹川委員長による議運理事会の開会に関して、全面的な協力をしなかった証拠とも言え、「ガソリン国会」での自民党の強硬姿勢に河野議長が慎重な考えをもっている可能性が高いです。
いずれにしろ、奇策に次ぐ奇策の連続は岸信介自民党内内閣時代の1960年の「安保国会」を喚起させます。
ただ、このときは清瀬一郎議長が午前0時直前に休憩中の本会議を再開するなど、自民党出身の衆院議長が法案(日米安全保障条約の自動延長)可決に尽力しました。
今回も河野洋平議長の裁きが最終的な帰趨を決める可能性があります。
【追記2008-1-30 11:30】
部屋の名称に一部誤りがありましたので、訂正しました【追記おわり】
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