【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

民主党、“ガソリン値下げ恒久化法案”を来週提出へ

2008年12月03日 23時59分59秒 | 第170臨時会(2008年9月~12月)麻生兵糧攻め

 民主党は3日の「次の内閣(NC)」閣議で、「ガソリン税・軽油引取税の暫定税率廃止法案」を今国会に提出することを決めました。来週にも参院財政金融委員会と総務委員会に提出します。法案が成立すると、来年4月からガソリンが25円、軽油が17円安くなります。今年4月に現実となった「暫定税率撤廃」が、恒久化します。

 ◇

 当ブログは12月1日付エントリーで、「第1回Yes We Can 新語・流行語大賞」に「ガソリン値下げ隊」を選出。衆院議員60人の代表者として、隊長の川内博史(かわうち・ひろし)さん(鹿児島1区)を表彰しました。

 というわけで、本日、衆院経産委での質問と、NC閣議を終えた川内さんに表彰状を直接お渡ししてきました(^_^)v

 



 川内さんは民主党国対委員会の筆頭副委員長として、「ガソリン値下げ隊」の名称を考案しました。1月15日の臨時国会会期末にガソリン値下げ隊を立ち上げた後は、ずいぶんと「幼稚な発想だ」と言われたようです。

 しかし、それをはねのけて、信念を貫いた結果、4月1日午前0時0分、「幼稚な発想」は「現実」になりました。政権準備党(野党)がこれだけ大きく社会を変えたのは、憲政史上初めてです。民主党の政権党能力を目に見える形で示しました。

 うれしいことに、川内さんと秘書のみなさんは当ブログを毎日ご覧いただいているとのことでした。川内事務所では当ブログを「民主党の秘書がペンネームで書いている」と思っていたようで、本当に私が表彰状をお渡しにうかがったので、ずいぶん驚いていました。

 川内隊長のちょっと愚直な探検が現実となった例は、ほかにもあります。

 7月16日付のエントリー きっかけは“ガソリン値下げ隊長”だった 公取動く、国交省の公用車談合問題 川内博史さん
[写真は川内博史さん=6月11日の衆院国交委で公取に談合を告発した瞬間]


 この質問も、川内さんが衆院国交委に公正取引委員会の審査局長を呼んでおいて、質問の格好で「この事実を公正取引委員会に申告したい」と言ったわけです。

 
川内さんが独占禁止法を読み込んで、第45条を使えば、公取は必ず「事件について必要な調査」をしなければいけないことに気付いて、「憲政史上初めて」(川内さん)国会で直接、公取に告発したんです。そして、世の中が変わったんです。

 川内隊長の愚直さ。自民党のベテランがどんなにケチをつけようと、愚直に世直しをする当選4回生が民主党にいます。だいたい、自民党の当選4回生はこんな表彰状受け取ってくれませんよ。これだけで民主党と自民党の違いは明らかです。

 ところで、川内さんは「隊長」と呼ばれたいとのことです(^^;)。どんどん「隊長」と呼びましょう。

 鹿児島県(1~5区)は民主党・国民新党が全勝することもあり得ないとは言い切れない情勢となっています。山貞さん、二階堂さんがいたころなら考えられなかったことです。2~5区は新人・元職になります。川内さんによると、平日に鹿児島にいると、「国会で仕事をしているのか!」と叱られる土地柄です。鹿児島(薩摩)が多くの歴史的政治家を輩出してきたことは言うまでもありません。

 川内隊長の愚直な探検をみんなで支えましょう。今度は、川内隊長と仲間たちが「鹿児島からの政権交代」を実現してくれるでしょう。

政権交代へ一歩踏み出す勇気を持ちましょう 
1日1クリックずつお願いします
   ↓       ↓
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ  

Tags 第45回総選挙 衆院選 衆院議員 総選挙 kokkai 民主党 DPJ 政権交代 Democratic Party of Japan, 投票の基準 Election, 民主党の政策 誰に入れたらいいか Japan どこに投票したらいいの? 投票 棄権 two-party-system 国会 Ozawa,Ichiro 小沢一郎 だれにいれたら



最新の画像もっと見る

コメントを投稿