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【2022年前半の統一補欠選挙】自民党が前回の相対得票率を下回る、参議院石川選挙区で

2022年04月24日 23時59分59秒 | 国政統一補欠選挙
(公開は深夜0時12分で、前夜23時59分にバックデート)

[写真]石川県東京事務所、きょねん9月、宮崎信行信行撮影。

 2022年前半の統一補欠選挙は、参議院石川選挙区のみ行われました。

 自民党の宮本周二さんが得票率67・14%で、3分の2を超える圧勝。

 ところが、今回欠員となった山田修路さん(知事選出馬落選)が当選した、3年前の第25回参院選で、67・25%。

 わずか0・11ポイントですが相対得票率を落としました。自民党公認が6年の任期を全うしなかった批判か。が、前職は年齢的に知事選は最初にして最後のチャンスと思われ、これに関する数字はありませんが批判はさほどなさそう。

 立候補者は増えましたが、日本共産党が「野党共闘」と呼ぶ戦法に対する自公のネガティブキャンペーンの機先を封じたかもしれません。

 絶対得票率は、20・095%となりました。きょねんの統一補選では、衆議院北海道3区は絶対得票率13%で当選していますので、補選にしては自民党は好成績といえそうです。

 きょねんは、2022年前半の統一補欠・再選挙、2022年後半の統一補選をあわせて、野党が4勝1敗。これが、第49回衆院選で自民党のバネをよび、議席を減らしつつも、単独過半数を得ることになりました。

 NHK出口調査では「経済政策を重視した人」が択一で半数近くとなり、宮本周二候補に流れたと思われますが、他の世論調査では複数回答で「経済政策を重視した人」で岸田文雄内閣不支持に転じている兆しも出ています。

 再来月22日公示の第26回参議院議員通常選挙の大勢にはさほど影響ないとみられますが、自公による組織の締め付けが「干からびた支持者たち」ののぼりを持って突っ立っただけの選挙運動にしかなっていないようすが、人口が増えている地域でも垣間見られるようになっており、投票率が大幅にアップしたときには、相対得票率では野党にも勝機がありそうです。

 同じ日にウクライナで生まれていたら、と想像すると政治に無縁ではいられません。

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