【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

当ブログ(民間人)は勝利宣言

2009年03月06日 14時25分03秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ
 民間人の私としては、峠は越しました。もう大丈夫です。勝利宣言します。

 検察は敗戦処理に入りました。このままでは5月の裁判員制度発足時に検察への国民からの信頼はなくなります。世論の勝利です。

 仮に大久保秘書が起訴されたとしても、形式犯ですし、民主党全体としては大きな影響はあり得ません。

 今回の騒動が、法律問題でなく、権力闘争だったことに気付かなかった現職議員は、ちょっと真面目すぎるかなあ、という気がしますが、国政の場合は「政党」ですから、それぞれの持ち味をそれぞれのポジションで発揮すればいいと思います。

 マスコミは敗戦処理ではなく、正面から謝罪すべきです。さもなければ、経営がますます・・・。社会部にはホントに呆れ返りました!

 ◇

 一方、政治家の対応。

 頼れるアニキ、安住淳。中堅ながら、民主党国対委員長代理として国会議事堂内での威光は増すばかり。

 毎週金曜日のお楽しみ、安住さんのメルマガが届きました。私は頼れるアニキの正論に大賛成です。

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安住淳が斬る! 

「安住淳が国会で感じた事」「いろんな課題への自分なりの考え」
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【大逆転】巨大ブーメラン、自民党の高橋嘉信支部長(岩手4区)が西松建設に献金を要求していた 読売 

2009年03月06日 03時39分00秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ

 6日付読売新聞14版1面トップは、「元秘書」という表現で、自民党岩手4区支部長で次期衆院選自民党公認候補予定者、高橋嘉信元衆院議員が、陸山会会計責任者だった1995年頃、西松建設東北支店との間で献金額やダミー団体を使った献金方法を取り決めていたと報じました。

[写真は高橋嘉信・自民党岩手4区支部長=自民党ホームページから]

 高橋嘉信・自民党公認候補予定者は西松建設に対して「他のゼネコンではこのくらいは献金している」などと具体的な金額を示しながら、献金額の積み上げを要求。西松はこれを受けて、年間2500万円前後を毎年献金する約束を取り交わし、1995年西松建設のダミー団体「新政治問題研究会」も利用することにした、と報道しています。

 高橋支部長は、小沢一郎さんの政策秘書を経て、2000年比例東北ブロックから衆院議員になりました。しかし、その後も「衆議院議員 小沢一郎 秘書 高橋嘉信」という不可思議な名刺をつくり、ゼネコンにあいさつに来させ、「小沢には私から言っておきます」と述べながら全く連絡しないという行為を繰り返していたそうです。

 小沢さんはそのことを知ったものの、秘書としての苦労を考えて、そのままにしていたものの、態度が傲慢になった高橋さんが、藤井裕久さんの前をあいさつせずに通り過ぎるのを目撃し、事実上の破門になったという経緯があったようです。

 その後、高橋さんは市長選出馬(落選)を経て、小沢さんの小選挙区での対抗馬として自民党岩手4区支部長に就任しています。マスコミでは「大型刺客」と話題になりました。

 自民党ホームページ
http://www.jimin.jp/jimin/giindata/shibu/takahashi-yo.html

によると、高橋嘉信(たかはし・よしのぶ)さんは昭和28年9月5日生まれ。主な経歴として、自民党岩手県連改革本部長代行、(元)環境常任委員会理事、農林水産常任委員会委員、衆議院議員(東北比例)、衆議院議員小沢一郎政策秘書と記されています。

 報道が事実なら、自民党は巨大ブーメランにはまった格好。小沢一郎の掌で踊る小沢一郎劇場で自爆したことになります。

 「小沢さんの元秘書という問題はないの?」と思う民主党関係者もいるでしょうが、今後、「高橋嘉信」という人物像が周辺から明らかになれば大丈夫です。まだまだ問題ある人物のようです。

 世の中なんでも「小沢一郎=民主党」を中心軸にして回り出したようです。とはいえ、もう少し事態の推移をていねいに見ましょう。

 ◇

 6日付朝刊各紙によると、漆間巌(うるま・いわお)官房副長官(事務、元警察庁長官)は5日夜、首相官邸で記者団に対して「自民党側は立件できないと思う。特に(違法性の)認識の問題で出来ないだろう」「(陸山会会計責任者の場合は)西松建設への請求書があった」「西松建設から献金を受けた認識があるという傍証がない限り(自民党側の立件は)難しいという意味だった」と述べたそうです。

 これは法務省の東京地検特捜部が進める「西松建設裏金事件」で、民主党の小沢一郎代表の公設第一秘書の身柄を確保し、取り調べているが、今後、自民党議員に捜査は進展しないとの考えを示したと思われます。

 官房副長官がこのような見通しを記者に話すのは、検察の独立性・中立性を損ねるおそれがあると同時に、麻生官邸が今回の捜査について検察から情報を受けている可能性を示唆しています

 今回の陸山会への強制捜査が国策捜査であることの証明であり、政府・自民党がついに尻尾を出した格好です。



[漆間巌・官房副長官=警察庁ホームページから]


 首相官邸と内閣記者会は、記者会見ではなく「懇談」形式の取材の際に

 政府首脳=官房長官
 政府高官=官房副長官(事務)
 首相周辺=総理秘書官

 との主語で報じることになっています。「懇談」の席上、本人がOKした場合は、実名で報道できることになっています。

違法献金事件、自民に拡大せず=政府高官が見通し(時事通信) - goo ニュース

 政府高官は5日、西松建設の違法献金事件に関する東京地検特捜部の捜査が自民党の議員にまで拡大することはないとの見通しを示した。その理由について政府高官は「(小沢一郎民主党代表の逮捕された公設第1秘書の場合は)西松建設への請求書があった」と指摘した。ただ、小沢代表は「不公正な国家権力の行使だ」と検察批判をしていることから、捜査の見通しを示した政府高官の発言が反発を招く可能性もある。

 西松建設OBが代表を務めていた政治団体からは、自民党二階派や森喜朗元首相、尾身幸次元財務相らが献金を受けたりパーティー券を購入してもらっている。


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