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宮崎信行の国会傍聴記 ニュースサイト

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が3党協議を現地で取材したり国会中継を見たりして雑報を書いています。

首相はあす15日の「戦後80年談話」は見送り、きのう厚労省「生活保護最高裁判決」専門委員会急きょ設置

2025年08月14日 18時03分36秒 | 国会閉会(202508)
[写真]旧南ベトナム共和国の首都に近い要衝の「カントー」で堪能な英語を活用して現地の人と会話する宮崎信行。「ライダイハン」に象徴される韓国軍による集団強姦・虐殺への嫌悪感はすさまじく総じてアメリカは好きな世論があります(旧南ベトナム共和国はアメリカの傀儡国家でサイゴンと近郊が戦闘地域だった期間は意外と短い)。韓国人は米中をはじめ世界のどこでも嫌われており汚名挽回は数世紀以上かかると思われます。

 石破茂首相は、あす令和7年2025年8月15日(金)に「戦後80年談話」を出さない方針を決めました。厚生労働省はきのう13日(水)社保審の孫組織として「最高裁判決への対応に関する専門委員会」を設置しました。報道によると、数千億円の賠償が必要だとされています。法律ではなく、29日(金)締め切りの概算要求に全額入れるくらいでやってほしいところです。

 安倍晋三人民党の生活保護叩きと神谷宗幣参政党の外国人叩きに似た社会現象を感じているという識者もいるようです。

 あすの衆参予算委の理事懇談会では、立憲は筆頭理事の山井和則さんが質問する予定。非公開で議事録も作成されませんが、ぶら下がりに期待します。

 来週は、関税を含めた外交・安全保障の部会が目立ちます。国民民主党は「水曜正午の両院議員総会」を開きますから、全員が上京するとみられます。その日は、挨拶やすいかもしれません。

 以上です。
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NHK世論調査「自民支持層で石破続投69%」の驚愕の結果は政局への波紋ひっし1年前筆者潜入取材の新潟2区・細田氏「私の体感とは全く異なる。どういう調査をしているのだろう」

2025年08月13日 18時02分11秒 | 自民党
[写真]自民党新潟2区支部党員集会を潜入取材する筆者、きょねんの8月17日。

 熊本など線状降水帯豪雨で自民政調は、週明け月曜日(8月18日)の午後1時から、聞き取りをすることになりました。関税は今週、あさって金曜日(15日)に衆参の予算委理事懇です。

 NHK世論調査で、政治が変わる数字が出ました。自民党の支持層で、首相続投「賛成」が69%、「反対」が23%となりました。筆者はちょうど1年前、8月17日に自民党新潟2区支部党員集会を潜入取材しましたが、細田健一さん(裏金非公認で落選)は「地元で党員党友のみなさんの意見を直接聞いている私の体感とは全く異なる。どういう調査をしているのだろう。いずれにせよ、可及的速やかにフルスペックの総裁選を行うべき」だとポストしました。

 潜入取材では、党の活動に意見したのは年配男性一人だけでした。町長を4期つとめて退任した先輩党員で、みずから「町長をやめたから本音を言える」と切り出し、風通しの悪さを感じさせました。

 2012年初当選当時から、私は細田さんはずれていると思いっていましたが、同期で東大ボート部大蔵省の小林鷹之さんを招いて横田めぐみさん拉致現場の視察をすれば、苦境を逆転して当選できると思っていた時点で、もともと本人がずれているからどうにもならないと思います。

 でも、党員集会で「小林先生」や細田議員(当時)の花飾りはかなりずれてるように思います。

 私が言う通り、1971年のニクソンショック後、お金の嘘は消えませんから、次の衆院選次第で自民党も解党に向かうでしょう。

[写真]身内の党員集会にもかかわらず花輪をした細田健一議員。


[写真]一方の、菊田まきこ立憲民主党常任幹事会議長にも、赤信号で停止中に終始そっぽをむかれてしまったので、新潟2区は私の鬼門です。

 一方の公明党は、都議会新宿・大田、参院選4人区埼玉・神奈川・愛知の落選で、党内現職は逆に明るくなる珍現象が起きていますので、参政党程度の勢力は保ち続けると考えられます。

 およそ10時間前にTikTokに投稿した「岡田克也の朝」も早くも1・1万再生を超えました。参院選後の投稿は5本中4本が万バズです。6・5ポイント得票率向上で「政治ブーム」が来ているのかもしれません。知人のアフリカ視察も、日本の子供たちの希望で、急遽その国の国会議事堂の見学も追加したそうです。

 以上です。
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自公維連立は当面なし、吉村「大阪府知事」が傍流少数だった「高木元自民堺市議」を総務会長に起用、遠藤敬国対委員長再登板「中司宏・前・遠藤国対代理」が幹事長に

2025年08月12日 18時03分22秒 | 国会閉会(202508)
[写真]吉村洋文大阪府知事率いる維新執行部にひきこまれ、当面の「自公維連立」は先送りされた、元自民堺市議の高木総務会長(右)と馬場伸幸顧問(左)、3年前の2022年5月29日、大阪府堺市南区で、宮崎信行撮影。

 吉村代表、藤田共同代表(国会議員団長)がきょう令和7年2025年8月12日、大阪で記者会見し、馬場派の高木かおり参議院国会対策委員長を総務会長に取り込むなどの新人事を発表しました。吉村さんは「自民党は体制がふらふらしているから、党内が一致団結して有権者との約束を果たす」「捨て身の姿勢が大阪で評価されている」と語り、自公維連立観測を一蹴しました。藤田団長も「党と団はなるべく一致してリンクして人事をする」と語り、吉村大阪府知事のもと自公による国会議員の一本釣りにくさびを打ち込みました。

 藤田さんは、遠藤敬さん(5期)を国会対策委員長に再登板させることを明示しました。吉村代表は、幹事長と政調会長は前任者と同期の、中司宏幹事長、斎藤アレックス政調会長を起用しました。中司幹事長は遠藤さんのもとで国対委員長代理をつとめ藤田団長の隣の選挙区。斎藤政調会長は、前原顧問と同じく松下政経塾人脈。

[写真]馬場顧問、高木かおり総務会長、3年前の2022年5月29日、大阪府堺市南区で、宮崎信行撮影。

[写真]遠藤敬国対委員長、藤田文武共同代表兼国会議員団長、馬場顧問、おととし2023年1月18日、国会内で宮崎信行撮影。


[写真]遠藤敬国対委員長(左から2人目)と同席する中司宏幹事長(右端)、きょねん2024年11月28日、国会内で、宮崎信行撮影。

 「骨太の方針」のフォローが必要な「自公維社会保障協議」(田村憲久、秋野公造、国光あやの各氏)と、7回やってペンディングの「自公維ガソリン税協議」(宮沢洋一氏ら)の実務者。青柳仁士前政調会長から交代するのか、「社会保障」で猪瀬直樹議員が座長に昇格するのか。「11万病床削減」の国の政策や、「自公立維国共6党ガソリン税協議」(次回は8月21日)の行方を左右することになります。

 当ニュースサイトとしても、元自民堺市議の高木さんが自公側に行くと、参議院は残り1議席程度になることから、「傍流少数派の馬場グループ」(高木さん、馬場、遠藤両衆議院議員)と表現しましたが、党内団結を最優先して、取り込まれて、主流多数派に一転して戻ったことになります。

 これもあたったことになります。ことしは、高額療養費で予算が修正されることや、石破茂首相が川口で排外主義に言及したことなども含めて、予言的中続きで、楽しくてしかたありません。外したのも、自公維の賛成で令和7年度の授業料の所得制限撤廃0・1兆円で修正が必要だということと、参議院群馬1人区で参政党が当選しそうだ(当日は7ポイント優勢も期日前とあわせて逆転、自・参が初パターンで歩留まりを計算しきれなかった)ということくらいです。

 gooブログ閉鎖後は、新しいアドレスで、変わらず報じ続けます。

【衆参予算委理事懇談会 きょう令和7年2025年8月12日(火)】
 きょうまでの協議で、しあさって8月15日(金)にトランプ関税交渉で、赤澤大臣から話を聞くことを決定しました。議事録は残りませんが、野党理事らがぶら下がりをすると思われます。8・15の理事懇はかなり異例だと思います。

●YouTube 「たまきチャンネル」の10倍の登録者がいる元吉本興業「オリエンタルラジオ」中田敦彦さんの「YouTube大学」が10日「【国債で減税していいのか?】緊急提言!金融財政が抱える”難病”、アベノミクスとMMTの功罪、そして日本経済を救う構造改革とは?」と題して、参院選で議席を伸ばした「国民・参政・れいわ3党」が「積極財政派」だとして、国債を使った金融緩和を説明しており、参院選で示された世論を後押しするかもしれません。

●あす 13日(水)は「第14回全国高校生未来会議」が議員会館で開かれ、林芳正官房長官らが講演する予定。

 以上です。
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【訃報】元三重県会議長で現職の三谷哲央さん77歳で逝去、岡田克也さんの初代秘書の一人で桑名・四日市政界では岡田さんの先輩

2025年08月11日 09時43分27秒 | 岡田克也、旅の途中
[写真]2011年1月9日放送のフジテレビ全国ネットで、与党・岡田克也幹事長について、「正直ですから、隠しごとをしたり、ごまかしたりはしません」と証言した元三重県会議長の三谷哲央さん。

 伊勢新聞・ヤフーニュースのよると、三谷哲央・元三重県議会議長が、おととい2025年8月9日、すい臓がんのため、桑名で亡くなりました。77歳。当選8回の現職県議でした。

 三谷さんは、岡田克也衆議院議員の初代秘書軍団の一人で、先代の山本幸雄さんの秘書出身。桑名・四日市政界では、岡田さんより先輩になります。

 山本秘書軍団は、田中角栄秘書軍団の伝統に沿っていたとされ、最晩年に「選挙の神様」との異名をとった藤川基之さんも当時の同僚でした。

 三谷さんは今から14年前、2011年1月9日放送のフジテレビ「新報道2001」で与党・岡田克也幹事長について、「正直ですから、隠しごとをしたり、ごまかしたりはしません」 と語りました。わずか2か月後に、期せずして起きてしまった東日本大震災では、混乱する官邸を横目に、小沢グループ1期生も含めた党内の震災対策室(原子力災害で災害対策室に改称)を設置。党本部から衆議院内にファクスを移転しましたが、「岡田幹事長は経産省出身だから東電から輪番停電を知っているのではないか」との風評は立たずに済みました。与党幹事長の岡田さんが座長とはいえ、少数野党の1期生でも対等に発言できる与野党協議会をつくり要望をそのまま局長に伝える場などもつくりました。当時既に「元県会議長」という民主党系には少ない肩書を持つ三谷さんの証言が官邸外の与党が国難を乗り切る力につながったのかもしれません。

 以上です。

 
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藤田文武維新代表で足場固め、石破茂首相「選管が前倒し規定で能動的に47都道府県に聞き取り」で続投確実「斎藤健と長谷川淳二が渡海紀三郎に辞表」で自立党首会談は当面先送り

2025年08月08日 18時54分10秒 | 国会閉会(202508)
[写真]藤田文武・維新共同代表、3年前の2022年11月18日、国会内で、宮崎信行撮影。

 きょうは「8・8」。郵政解散から20年。政権交代ある二大政党政治から穏健な多党政治へと国民の希望は変わりました。

 自・立国対委員長会談があり、来週、トランプ関税をめぐる集中審議も念頭に置いた、衆議院予算委員会理事懇談会が開かれます。

 自公と維が連立すると、衆参とも過半数になりますが、馬場グループらの自民党への接近を受けて、前幹事長の3期、藤田文武さんが党共同代表兼国会議員団代表に当選しました。

 石破茂首相の地位に関する自民党両院議員総会は、総裁選前倒し規定をめぐり署名活動ではなく、逢沢一郎・選挙管理委員長が能動的に47都道府県連に意向を聞くことで、収まり、石破首相の続投が固まりました。

 これに先立ち、先週金曜日の「政治改革をめぐる自・立のみの党首会談」「石破総裁から7700支部への実態把握命令」の構想をめぐり、衆議院政治改革特別委員会の斎藤健、長谷川淳二両議員が党内機構の渡海紀三郎会長に辞表を提出。自立党首会談の動きは止まったもようです。給付つき税額控除の2党間協議も先送りになるでしょう。

 今後、2万円給付をしなければ、補正予算案を審議する臨時国会も必要ないことになります。重徳和彦政調会長らの自公立維国共6党協議によるガソリン税旧暫定税率廃止をめぐる「11月1日施行」を念頭にした協議で、「財源論」で会議が進まなくなると突き上げが大きくなるかもしれません。野田佳彦さんも「民意は減税だった」と語っていました。

 以上です。
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