岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

沢知恵さんの大島青松園コンサートに参加しました。4年ぶりです。その1

2023-08-27 05:54:27 | 沢知恵さん

ハンセン病の療養所がある大島は、療養所関係者しか居住していません。

島全体が医療機関と言えます。

療養されている元患者の皆さんは平均年齢が80歳を越えて基礎疾患も抱えておられます。

島外から人を入れることはリスクを伴うことです。

この7月にはクラスターが発生したと聞きました。

集合地点である高松港桟橋では、検温、マスク着用のチェックがありました。

医療施設に入る時と同じ対応です。

参加人数も50名までと限定されました。

それでも島外からの参加者を招いてコンサートをすることの意義は大きいのです。

島に活気が戻る、大切なことです。

もちろんコンサート会場では拍手しかできません。

いつものコンサートではみんなで歌うことも多いのですが、それはできません。

元患者さんと島外の観客は席を隔ててコンサートを聴きました。

コロナは「隔離の島」というイメージをいやおうなしに想起させてしまいました。

来年は以前のコンサートに戻ってほしいですね。

写真を撮りましたので紹介させていただきます。ただコンサートの撮影は出来ません。

JRのマリンライナーで瀬戸大橋を渡ります。本島が見えています。昔は臨海学校の島だったけれど今はどうでしょう。

高松駅です。瀬戸大橋ができるまでは宇高連絡船の港でした。今は面影もありません。

よく乗りましたが、どこに桟橋があったのかもわかりません。

今の桟橋は瀬戸内芸術祭の入口となっているためアート作品もあります。

右に屋島が望めます(義経が活躍しましたね)。大島は中央奥にあたります。さらに奥は小豆島です。

桟橋です。左手のフェリーは女木島と男木島への連絡船です。海水浴客も乗ります。

乗船チェックの後チャーター船に乗り込みます。

満員です。

25分ほどで大島に着きました。向かいの船は官用船です。島関係の人を中心に無料で運行されています。

桟橋の工事をしていました。すごいことになっています。古い風情のあった桟橋はどうなるのでしょうか。

青松園と名付けられただけあって、松が美しいです。特筆するほどです。

貞明皇后の碑。

こちらが会場となる大島会館です。ここでオリエンテーションと持参したランチタイムです。

香川県は盆栽で有名です。元患者さんの作品です。

コンサート開始までにすこし時間がありますので島内を見学しました。

旧居住地の庭に解剖台が置かれていました。今はドームに入っていました。

浜辺に打ち捨てられていたものです。

貝殻がこびりついていました。記憶遺産です。大切にしなくてはなりません。

瀬戸内芸術祭の会場でした。家の中に木船が保管されています。

東側の海岸です。

井戸の跡です。水は貴重ですね。低いながら山がありますから溜まるのでしょう。

坂道を上ると西の海が見えます。左手奥が高松です。

教会がありました。

宣教師の方の碑があります。

教会には後ほど皆さんと訪問することになります。

大島会館に下る道からです。

大島会館前に集合しています。これから一緒に島内見学です。報道の方も大勢取材に来られていました。

納骨堂を向かいます。

続きます。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

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