岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

相模原市の障がい者施設襲撃事件

2016-07-28 07:40:05 | ケアラーのために

恐ろしい事件が起きてしまった。

加害者の考え方が社会の片隅にうずくまっているのだろうか。

そのことを直接行動に移すハードルの低さは、世界中で起こる大量殺人からの影響もあるように思う。

加害者の極端な選別的な考えと行動は、20世紀にヒットラーがとった考えと行動につながる。

ユダヤ民族や障がい者の抹殺を正当化し、数百万人が犠牲になった。

他民族蔑視や社会的弱者蔑視の考えは日本にもあった。

その残滓は今もある。

しかし、今回の様な直接行動には繋がらなかった。

当然だと思っていた。

ハードルが低くなっているのだ。

そのことを感じた最初は、秋葉原事件だった。

フランスのニースで起こったような歩行者の中に車で突っ込む事件だった。

加害者の行動は到底理解できるものではなかった。

しかし今、殺戮といっていい事件が毎日のように世界中で起きている。

理解できなくても、現実に起こる。

ただただその事実の前に立ちすくんでいる。

 

ご冥福をお祈りいたします。

 

 

 



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