恐ろしい事件が起きてしまった。
加害者の考え方が社会の片隅にうずくまっているのだろうか。
そのことを直接行動に移すハードルの低さは、世界中で起こる大量殺人からの影響もあるように思う。
加害者の極端な選別的な考えと行動は、20世紀にヒットラーがとった考えと行動につながる。
ユダヤ民族や障がい者の抹殺を正当化し、数百万人が犠牲になった。
他民族蔑視や社会的弱者蔑視の考えは日本にもあった。
その残滓は今もある。
しかし、今回の様な直接行動には繋がらなかった。
当然だと思っていた。
ハードルが低くなっているのだ。
そのことを感じた最初は、秋葉原事件だった。
フランスのニースで起こったような歩行者の中に車で突っ込む事件だった。
加害者の行動は到底理解できるものではなかった。
しかし今、殺戮といっていい事件が毎日のように世界中で起きている。
理解できなくても、現実に起こる。
ただただその事実の前に立ちすくんでいる。
ご冥福をお祈りいたします。