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ミステリ感想-『極限推理コロシアム』矢野龍王

2005年11月29日 | ミステリ感想
~あらすじ~
2つの館に強制的に集められた7人の「プレイヤー」たちに「主催者」は命じる。
「今から起きる殺人事件の犯人を当てよ」
2つの館で起きる事件を、相手の館よりも早く、解決しなければならないのだ。
不正解の代償は死あるのみ!過酷な推理コロシアムの扉が開く!


~感想~
筆力ゼロ・構成力ゼロの頭の悪いミステリが荒野を駆け抜ける!
極限を感じさせないだらついた緊張感、推理を感じさせないプロット&トリック。
駆け引きも考察も薄く、のんべんだらりとした展開は手に汗握らせない。
ラストも衝撃的。なんと「主催者はなぜこんなことをさせるのか?」が全く明かされない(つーか考えられてない)のだ!
これぞまさしく典型的なメフィスト賞・負の遺産。
なんも考えなしに頭からっぽで読めるお気楽ミステリです。


評価:☆ 1

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