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ミステリ感想-『『クロック城』殺人事件』北山猛邦

2006年07月22日 | ミステリ感想
~あらすじ~
現在、過去、未来。別々の時を刻む三つの大時計を戴くクロック城。
そこは人面樹が繁り、地下室に無数の顔が浮き出し、怪物「スキップマン」が跋扈する異形の館。
鐘の音が鳴り響いた夜、礼拝室に首なし死体、眠り続ける美女の部屋には二つの生首が。
不可能状況でいかにして惨劇は起こったのか。世界の終焉をひもとく「真夜中の鍵」とは?
メフィスト賞受賞作。


~感想~
なにもかもぶっ壊れた小説。……小説か?
動機も推理も真相も人物も会話も物語も結末も、全てが小説の体を成していない。あまりにも未完成にして未熟にしてテキトー。
唯一、力の入っていたトリックは完全に予想通り。あれしかないだろ。
真面目に読んだら激怒しそうだが、あまりの壊れっぷりに終始ニヤニヤしながら読んでしまった。


06.7.21
評価:なし 0

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