2018.5.28 撮影(奥日光戦場ヶ原にて)
「ズミ(酢実)」:バラ科 リンゴ属の落葉小高木。別名「コリンゴ(小林檎)」「コナシ(小梨)」。樹高は2~10m。花期は4~6月。 北海道から九州にかけて分布する。日当たりのよい山地の林縁に群生する。奥日光では5月下旬頃から6月上旬にかけて戦場ヶ原一帯や小田代ヶ原、光徳牧場周辺などがズミの白い花で埋まる。秋の紅葉、赤い実も美しい。
写真のように可憐なつぼみは赤く、花が開き始めると徐々にピンク色になりやがて満開になると純白の花びらになる。 遠くから見るとまだほとんどつぼみで花が開いていない木は赤茶色に見える。
戦場ヶ原の長い木道をかなり奥の青木橋辺りまで歩いていくとほぼ満開のズミが木道を覆っていた。
青木橋は最近架け替えられたばかりで真新しくなっていた。
戦場ヶ原を流れる湯川沿いにもズミの木が途切れなく並んでいる。
朽木の横たわる流れを包み込むようなズミの白い花と新緑が美しい。
左端のズミの木はまだつぼみが多くて赤茶色に見える。他はほぼ満開に近づいている。
小田代ヶ原には背丈の低いズミの木が群生している。
「貴婦人」と呼ばれ親しまれている一本の白樺もズミの花に囲まれていた。