キッズインターナショナルスクール日記

愛知県長久手市のキッズインターナショナルスクールから、保育の様子や子育て情報を発信していきます。

自律心

2015年06月07日 | KISの風景
小学校にあがるまでに育てたい力の1つに自律心があります。

自分が欲しい、やりたいことが全てという1-2歳から徐々に子どもは自律心を育んできます。自分がしたいからする、あるいはみんながしているからする、というのではなく、自分の中の規範に照らし合わせて行動しようとする心が自律心です。

子どもは成長とともに様々な社会的なルールを回りの大人に教えられながら学んでいきます。園生活においても、教室の中や園庭や園外での行動やサークル中の行動、お友達との関わり方などどうするべきかということを小さな頃から学びます。そうして学んできた規範が子どもの中に蓄えられ、それに基づいて今するべき行動を自分で決めていく力をつけていってあげたいのです。年中から年長にかけて「~しなさい。」「~しよう。」ではなく、「何をするべき時か。」「どうするべきか。」子どもに考えさせ、行動させていくようにしています。

頭ごなしに叱ったり、罰をもって謝った行動を修正しようとすると、自分の中の規範に照らし合わせるのではなく、他人の意向に添った行動をするようになります。ご褒美や罰で子どもの行動を管理しがちですが、本当に強い心を持ち、他人と良好な関係を持つ人に育つことを願うならば、ご褒美も罰も邪魔なものだと思います。時間はかかりますが、しっかりとした自律心をもった子どもたちを育んでいきましょう。

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