キッズインターナショナルスクール日記

愛知県長久手市のキッズインターナショナルスクールから、保育の様子や子育て情報を発信していきます。

登園再開

2020年05月19日 | KISの風景
登園が再開して子どもたちの元気な声が戻ってきました。

日本の幼稚園や学校に比べると通常から1クラスの人数が約半分なので、1週間の分散登園中に感染予防の評価と確認をして、今週から全クラス登園に切り替えました。マスクの着用、ドアの取手やテーブルやイス、おもちゃの消毒に加え、ランチ中のシールドも設置し始めました。マスクを取って、対面で食事をする際の予防になりますので、今までと同じように会話を楽しみながら食事をしています。また、昼食時を利用してマスクの消毒もおこなっています。

子どもたちの生活の中では、お友だちと一緒に近い距離で遊んだり、教師のひざの上に乗ったり、抱っこを求めたりということはごく普通のことです。目に見えないコロナウィルスの恐怖を説いて、教師やお友だちと距離を取るということは大変困難ですし、見えないものを怖がらせるということで精神的な不安を生じさせる可能性もあります。通常の保育生活の中で今までもおこなってきた衛生活動に、教師側が行なう感染予防策を追加し、子どもたちの安全をできる限り守っていきたいと考えています。

コロナウィルス対応の中で

2020年05月03日 | 園長の雑感
3月初めからコロナウィルス感染症の対応で、怒涛のように2ヶ月が過ぎてしまいました。本当は、ブログやフェイスブックで情報をアップデートしたいと思っていたのですが、日々の対応に追われてしまい、叶いませんでした。

2月27日の夜に学校閉鎖が決まってから、多くのインターナショナルスクールはいち早くオンライン教育に舵を切りました。 認可外保育所としてのKISは、感染に気をつけながら、規模を小さくして卒園式も無事に終え、新学期を暗中模索の中で迎えました。どのようにしたら1クラスの人数を抑えて保育ができるのか、オンラインを兼ね合わせながら、対策を考えて実行に移すと、また政府や自治体の方針が変わる、といった具合に週ごと、日ごとに対応を迫られる日々でした。

本当に保育が必要な子どもにのみ保育を提供するという自治体からの指示を受けて、保育を縮小して2週間経ちました。子どもたちと繋がっていたい、スクールから離れても学びを途絶えさせたくないという思いで、活動をビデオ配信したりオンラインチャットをしたりしていますが、教師たちは、子どもたちと対面する保育を本当に恋しがっています。家庭で過ごす子どもたちや保護者の方たちのストレスも増しているでしょうし、保育を継続している子どもたちもお友だち関係が縮小し、ストレスを感じています。子どもたちの安全を考えると仕方ない措置でしょうが、何とか早く通常の保育に戻りたいという思いは、みんなに共通していることですね。

外国人の教師たちは、限られた情報の中、きっと不安も多いと思いますが、今自分が置かれている環境の中で精一杯がんばってくれています。自分たちの国がロックダウンしていく中、日本にそしてKISに残ることを選んでくれた教師たちの生活と安全を絶対に守らないといけないという思いも園長として強く持っています。日本人保育士たちも一緒にみんなで精神的にも身体的にも助け合い、この不安な時期を過ごしていますが、この危機を乗り越えたら、きっとKISは一層チーム力の高いスクールになることでしょう。

久しぶりの休日で、教師たちのビデオのNG集を作りました。緊張するビデオ撮影での失敗を笑ってごめんね!でも、少し心和むひと時でした。