キッズインターナショナルスクール日記

愛知県長久手市のキッズインターナショナルスクールから、保育の様子や子育て情報を発信していきます。

すべり台

2015年06月25日 | KISの風景
13年間子どもたちが楽しんできたすべり台が擦り切れて、ひびが入りかけたので新しいものに取り換えました。いったい何回子どもたちが滑り降りたことでしょう。ご苦労様でした。

子どもたの外遊びを見ていると、2歳~4歳前半くらいまではすべり台をよく滑っていますが、それ以降は追いかけっこや鬼ごっこ、ボール遊び、縄跳びなど地上に降りた遊びをする子どもが増えてきます。すべり台も飽きられてしまうのかもしれませんが、すべり台の上に登って園庭を眺めたり、ふっと思い出して滑ってもらえたりということもあるので、子どもの癒しの遊具ということかな、と思います。

外遊びは子どもにとってはなくてはならないものですが、外で遊ぶ時間は減少する一方のようです。外遊びは子どもたちに何をもたらしてくれるのでしょう。
1)身体能力を高めます
2)五感を高めます
3)免疫力を高めます
4)ストレスを軽減します(雨の日にずっと部屋に閉じ込められると子どもたちのストレスが高まって、感情のコントロールが難しくなります。)
5)好奇心や想像力を高めます
6)集中力を高めます
7)学習能力も高めるという研究も出ているとか・・・

子どもたちを外に解き放すと、その力は様々に伸びていき、単純に想像する以上の効果をもたらすのです。ロバート・フルガムも「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」と言っていますからね。




おすもう

2015年06月19日 | イベント
今年も湊部屋の力士の方々が子どもたちとおすもうをとりに来てくださいました。4歳、5歳の子どもたちはその日が来る前から楽しみにしていて、教師たちもおすもうさんの絵を描かせたり、紙相撲をさせたりして気持ちを盛り上げてきました。

今年は逸の城も来てくださって、その大きさにみんな目を丸くしていました。「ごはんはどれくらい食べますか。」「ダンゴ虫は好きですか。」「英語はわかりますか。」など子どもたちの質問にも気軽に答えてくださって、たくさんの子どもたち相手にお相撲もとってくれました。

逸の城のお尻までも届かない小さな子どもたちが、いっぱい群がって、一生懸命土俵の外に押し出そうとがんばりました。


梅雨

2015年06月15日 | KISの風景
梅雨入りをしたものの今年は雨が降らない日も結構あって、子どもたちは元気に外で走り回れています。晴れの方がいいけれど、小雨の日にレインコートと長靴でお散歩したり、園庭を走り回ったりするのも楽しいものです。雨の日にはナメクジやかたつむりも顔を出してくれるかもしれません。

子どもたちは水たまりも大好きです。雨上がりに長靴で水たまりに入っていくのは何とわくわくすることでしょう!スクールでは、長靴を履いてきている子どもには水たまりに入っていいよ、履いていない子どもは水たまりには入れないよ、と伝えています。小さな子どもたちは、長靴ではなくても思わず入ってしまうこともありますが。お洋服もどろんこになるので保護者の方には申し訳ないのですが、大胆に遊ぶことも子どもたちの心にとってとても大事なことなのでぜひ理解していただきたいと思います。

雨上がりの外遊びの後、トドラークラスには、はだかんぼさんたちがたくさんいました。

自律心

2015年06月07日 | KISの風景
小学校にあがるまでに育てたい力の1つに自律心があります。

自分が欲しい、やりたいことが全てという1-2歳から徐々に子どもは自律心を育んできます。自分がしたいからする、あるいはみんながしているからする、というのではなく、自分の中の規範に照らし合わせて行動しようとする心が自律心です。

子どもは成長とともに様々な社会的なルールを回りの大人に教えられながら学んでいきます。園生活においても、教室の中や園庭や園外での行動やサークル中の行動、お友達との関わり方などどうするべきかということを小さな頃から学びます。そうして学んできた規範が子どもの中に蓄えられ、それに基づいて今するべき行動を自分で決めていく力をつけていってあげたいのです。年中から年長にかけて「~しなさい。」「~しよう。」ではなく、「何をするべき時か。」「どうするべきか。」子どもに考えさせ、行動させていくようにしています。

頭ごなしに叱ったり、罰をもって謝った行動を修正しようとすると、自分の中の規範に照らし合わせるのではなく、他人の意向に添った行動をするようになります。ご褒美や罰で子どもの行動を管理しがちですが、本当に強い心を持ち、他人と良好な関係を持つ人に育つことを願うならば、ご褒美も罰も邪魔なものだと思います。時間はかかりますが、しっかりとした自律心をもった子どもたちを育んでいきましょう。