短編専門のミニシアターで70分の作品を観る。
監督と主演役者が中野新橋の銭湯で、恋バナをした中から発生した作品。
松坂桃李主演『娼年』(2018年)にインスパイアされた旨、舞台挨拶で監督が語る。
本作では、昼間は人材紹介のテレアポ会社で働き、サイドで派遣ホストをする男が主人公。男にはカメラマンを目指しながらアルバイトをする恋人が居るが、恋人とは愛の最終段階に踏み込めず、事実上プラトニックになっている。
サイドワークゆえか、屈折した恋愛を進行している男の煩悩が描かれる。
主演は細川岳、2019年あたりから、
『アルキメデスの大戦』『無頼』『泣く子はいねぇが』『ソワレ』
に出演し、昨年『佐々木、イン、マイマイン』で佐々木役(主役ではない)を演じた。
2014年『フランシス、ハ』においてその他大勢の中にいたアダム・ドライバーは今や、押しもおされぬ俳優である。
舞台挨拶後、本人と立ち話をしたからではないが、この2〜3年でブレイクする予感がする役者です。
さて、12月からの仕事が決まりそう。今月は羽根をのばす予定。