定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

聖歌隊の入場

2021年11月17日 21時14分00秒 | 日記
1972年、ロサンゼルスのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会での、アレサ・フランクリンの2夜にわたったライブのドキュメンタリー。

半世紀近くが経ち映画作品となる。本邦5月公開であるからロングランです。
この時、アレサ・フランクリン30歳、既にQueen of SoulまたはLady
Soulの名を欲しいままにしていた。

撮影機材、自身のバンドが入り、客席は狭められた印象。客席にはRストーンズ ミック・ジャガーがいる。
初日、礼拝堂の通路をざっと50人もいようか、サザン・カリフォルニア・コミュニティ・クワイヤ(聖歌隊)が等間隔で入場する。その足音だけで教会は歓喜に溢れている模様。

さすがアレサ・フランクリンは歌い出しからパワーはmax、目を閉じてからまぶたを開ける時の表情が、ミルク飲み人形のようにイノセントだ。過日観た『リスペクト』でのアレサ役 ジェニファー・ハドソンはその表情を上手くなぞっていた。

♬慈しみ深き 友なるイエスは〜
讃美歌の一節のように、歌われる曲はキリストを友として捉え、讃えている。
ひとつ一つの曲が、宗教を超越して
現世の苦しみと悦びを、聴くものにダイレクトに伝える。