定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

SWEET THING(よくわかった)

2021年11月03日 22時05分00秒 | 日記
劇中歌で分かったが、sweet thing=愛しい君 くらいの意味のようだ。変にひねった日本語タイトルが付かなくて良かった。

米国インディーズ映画界のカリスマ アレクサンダー・ロックウェル監督が、実子2人を主役に据えた。

初期のジム・ジャームッシュ監督作品を思わせるモノクロ映画、だがごく1パートがカラーに。古の我が国のピンク映画の如き感覚。ただし、エロスを追求をしてはいない。

いい人間ばかり登場するわけはないが、鑑賞後に温かい余韻が残った。
本編前に、監督の動画による挨拶がある。曰く
「誰も持っている子ども時代の魔法を祝福する」
「この映画は金で作っていない、愛によって作られたもの」
「僕の贈り物を瓶に詰めて、海の向こうに送る」
監督1957年生まれ、青くさい詩人かと思えど、その通りの作品。

深まる2021秋、洋画部門かんちゃんイチオシ。