日々好日

さて今日のニュースは

福田改造内閣

2008-08-02 08:32:00 | Weblog
福田首相は内閣改造と党役員人事を遂に敢行しました。
留任の町村官房長官は今回の改造は内閣支持率を意識して行ったものではないと 盛んに否定して居ましたが、明らかに内閣支持率向上を狙って行われたもので、 もし実績があがらなかったら、首をすげ替えての衆院戦が待って居ると言う、非常に追い詰められた立場を自ら選択した事になる。
自民党の領袖の殆どを取り込み派閥の均衡に配意し、ベテランで固め、次期衆院戦
への選挙シフト体制で臨んでいる様です。
大きな流れとして、前回はご意見番役の森元首相主導で動いた閣僚の人選、今回は
福田首相が全て行い、森元首相はつむじを曲げて居ると言う事らしい。
また、経費を節減して、経済振興策で増税を避けようと言う、所謂上げ潮派の
中川元幹事長が、財源を削減し不足分は消費税で賄おうと言う財政再建派の与謝野経済財政相や谷垣国交相に敗北し後退してしまった事です。
これは、福田首相が意識して狙った事なのか?いずれ消費税増税への布石と受け止めて良いのではないでしょうか。
今すぐ消費税の値上げは不可能ですが、いずれ避けられないと次々に堀が埋められて行く感じです。
我々国民からすると、国費の無駄遣いを許しての、消費税値上げはもっての他と
上げ潮派と同意見ですが、これはあくまで理想論で財政再建派の現実論に破れたと
云っても良いのではないでしょか?
次にギクシャクしだした、公明党との協党体勢にも可成り配意して居る事が伺わせられる。特に国交省役人の代弁者になってしまい、公明党のイメージを悪くしたと 不評の冬柴国交相早く交代させろと公明党内で異論続出だったとか。
今回の改造に対し公明党はかなり厳しく、結果如何では、退陣要求を突きつける構えらしい。
その国交省の谷垣大臣は財政再建派ですが、矢張り道路優先と道路族のお先棒を
担ぐか?それとも道路財源一般化に努力するか?見ものです。
新設の消費者行政省の野田大臣、少子化、拉致問題担当の中山大臣共にベテランの
女性議員です。
国民の目線に立った国民生活経済重視の政策実行をうたい文句に船出した福田改造
内閣の行き着く先ははて?何処でしょうか?





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