今年の7月31日(火)に地球へと2年ぶりの接近をする火星がですが、
2月中旬頃には、見かけ上、さそり座のアンタレスへと接近します。
アンタレスの名前の由来は現代風に言えば、Anti(アンチ)=対抗する、
Ares(アレス)=戦いの神アレスを合わせた「アレスに対抗するもの」
という意味を持ちます。
惑星で言えば、このアレスは火星のことで、空の中で、火星とアンタ
レスが赤さや輝きを競っているように見えることから名付けられたと
いわれています。
つまり、遠い昔の人々が空を眺めながら感じた想いを追体験するのに
絶好のチャンスというわけです。
未明から明け方にかけて、南東の空に見ることができますので、
ぜひ赤さを競う2つの天体を見比べてみてください。
火星とアンタレスが最も近づくのは2月12日(月・祝)です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます