○観仏三昧的生活(Blog)「琵琶湖文化館、頑張って」(2008/01/05)
http://kanbutuzanmai.blog66.fc2.com/blog-entry-11.html
展覧会情報サイトとして、いつも利用させてもらっている『観仏三昧』の管理人、和歌山県立博物館の大河内智之さんのブログで、気になる記事を見つけてしまった。
平成19年12月6日の滋賀県県議会で教育長が「琵琶湖文化館は、平成20年3月31日をもって公開中止(休館)」という方針を表明したという。正式決定は2月の議会となるそうだ。えええ~!!腰が抜けるほどの衝撃だった。平成20年3月って、あとわずか3ヶ月後じゃないか。
私は関東在住のしろうと美術ファンに過ぎないが、この博物館を偏愛し、いつもエールを送っていたのである。どのくらい好きだったかは、2004年秋の特別展『フェノロサ・天心が見た近江』を見に行った記事を参照していただきたい。当時の気持ち(もし大津近辺に住むことができたら、この琵琶湖文化館に毎月1度は通いたい)は、今も変わっていない。それなのに…。
2004年の記事にも書いたように、要改善点はいろいろあるのだ。ホームページもあまり変わってないしなあ。建物の外観も今の時代に合わないし、交通の便も中途半端(大津駅から徒歩20分)。それから、東京の博物館や美術館で、琵琶湖文化館のポスターを見たことってほとんどない。広報予算が乏しいんだろうけど、それにしても…等々。今となっては繰り言か。
収蔵品はどうなるんだろう。それ以上に、琵琶湖文化館が近江の文化財(特に仏教文化財)の保存・公開・研究に築いてきた成果はどうなるんだろう。組織の解散とともに雲散霧消してしまうのでなければいいのだが。同館刊行の図録類は、手に入るうちに買っておこうと思う。以前購入した『近江の美術:鑑賞の手引き』は、今や私の愛蔵品である。
現在、同館は”総力企画”をうたった収蔵品特別公開『近江の美術』を3期に分けて開催中。私は、3月の「仏教美術の精華」には必ず行こうと決めた。でも、2月の県議会で結論は出てしまっているんだな。それから、滋賀県知事のインターネット知事室に、存続要望のメールを送ろう。あの博物館がなくなったら、わざわざ大津なんか二度と行かないぞ~。
「琵琶湖文化館、行ったよ」という方(→仏教美術ファンなら、絶対ポイント高いはず)、あるいは滋賀県の古刹(湖東三山や湖南三山)や仏教文化財(渡岸寺=向源寺の十一面観音など)を愛する方に、お願い。どうかひとりでも、琵琶湖文化館存続の要望を、知事にメールしてほしい。他に出来ることがあるのかどうか分からないので、とりあえず、お願いします。
http://kanbutuzanmai.blog66.fc2.com/blog-entry-11.html
展覧会情報サイトとして、いつも利用させてもらっている『観仏三昧』の管理人、和歌山県立博物館の大河内智之さんのブログで、気になる記事を見つけてしまった。
平成19年12月6日の滋賀県県議会で教育長が「琵琶湖文化館は、平成20年3月31日をもって公開中止(休館)」という方針を表明したという。正式決定は2月の議会となるそうだ。えええ~!!腰が抜けるほどの衝撃だった。平成20年3月って、あとわずか3ヶ月後じゃないか。
私は関東在住のしろうと美術ファンに過ぎないが、この博物館を偏愛し、いつもエールを送っていたのである。どのくらい好きだったかは、2004年秋の特別展『フェノロサ・天心が見た近江』を見に行った記事を参照していただきたい。当時の気持ち(もし大津近辺に住むことができたら、この琵琶湖文化館に毎月1度は通いたい)は、今も変わっていない。それなのに…。
2004年の記事にも書いたように、要改善点はいろいろあるのだ。ホームページもあまり変わってないしなあ。建物の外観も今の時代に合わないし、交通の便も中途半端(大津駅から徒歩20分)。それから、東京の博物館や美術館で、琵琶湖文化館のポスターを見たことってほとんどない。広報予算が乏しいんだろうけど、それにしても…等々。今となっては繰り言か。
収蔵品はどうなるんだろう。それ以上に、琵琶湖文化館が近江の文化財(特に仏教文化財)の保存・公開・研究に築いてきた成果はどうなるんだろう。組織の解散とともに雲散霧消してしまうのでなければいいのだが。同館刊行の図録類は、手に入るうちに買っておこうと思う。以前購入した『近江の美術:鑑賞の手引き』は、今や私の愛蔵品である。
現在、同館は”総力企画”をうたった収蔵品特別公開『近江の美術』を3期に分けて開催中。私は、3月の「仏教美術の精華」には必ず行こうと決めた。でも、2月の県議会で結論は出てしまっているんだな。それから、滋賀県知事のインターネット知事室に、存続要望のメールを送ろう。あの博物館がなくなったら、わざわざ大津なんか二度と行かないぞ~。
「琵琶湖文化館、行ったよ」という方(→仏教美術ファンなら、絶対ポイント高いはず)、あるいは滋賀県の古刹(湖東三山や湖南三山)や仏教文化財(渡岸寺=向源寺の十一面観音など)を愛する方に、お願い。どうかひとりでも、琵琶湖文化館存続の要望を、知事にメールしてほしい。他に出来ることがあるのかどうか分からないので、とりあえず、お願いします。
はじめまして。
大河内さんのblog「観仏三昧的生活」<琵琶湖文化館、頑張って。>の項にて
私の後にコメントされているのを知り、こちらを拝読させて頂きました。
規模は大きくない博物館ですが、この急な決定に驚かれた方は意外と多く、
他のblogや掲示板でも盛り上がっているようです。
>琵琶湖文化館が近江の文化財(特に仏教文化財)の保存・公開・研究に築いてきた成果はどうなるんだろう。
>組織の解散とともに雲散霧消してしまうのでなければいいのだが。
本当にこれが一番心配です。
もうひとつ気懸かりなのが他の公立博物館への影響。
この動きが波及しないことを祈るばかりです。
「フェノロサ」、私も行きました。良い思い出です。
コメントありがとうございます。琵琶湖文化館、ほんとに気になってます。どんどん支援の輪が広がってほしいですね。
私は滋賀県とは全く無縁な人間ですが、いろいろお気に入りポイントがあって、栗東の歴史民俗博物館とか、近江八幡のかわらミュージアムもまた行きたい博物館です。頑張ってほしいと思います。
琵琶湖文化館の記事に驚きました。
ということで私のブログでも記事を書きました。
文化館訪問後、続編も書く予定です。
こちらのブログも勝手ながら当方の記事でご紹介させていただいたので、事後で大変恐縮ですがご了解賜れば幸いです。
取り上げていただき、ありがとうございます。
私も公務員のような仕事(?)をしているので、国も地方も財政状況が厳しいことはよく分かるのですが、だからこそ、こういう地道な実績を重ねてきた博物館には存続してほしいと思います。
琵琶湖文化館は、休館後もホームページの充実に力を入れていて(以前とは雲泥の差!?)頑張っているなあと思っています。