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見もの・読みもの日記

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韓国古蹟めぐり2008【第4日】慶州→温陽

2008-08-24 23:54:28 | ■アジア(中国以外)
 昨日の登山の後遺症が足に残る4日目。東南部の慶州から北西に向かって、半島を斜めに横切る。観光ポイントは2箇所のみ。最初は軍威の三尊石仏。断崖の中程にある自然窟を利用したもので、慶州の石窟庵になぞらえて「第二石窟庵」とも呼ばれる。断崖には梯子が掛けられているが、一般の観光客は登らせてもらえないのが恨めしい。門前に店を広げたおばさんから、五味子(オミジャ)を購入。小豆ほどの赤い実で、水出ししたものをお茶として飲用する。昼食は山菜ビビンパとチヂミに、トンドン酒を追加。

 俗離山(ソンニサン)国立公園に位置する法住寺は、新羅時代に創建された古刹。壬辰倭乱(文禄の役)の際、豊臣軍に対する抵抗の拠点となったため、建物は焼失したが、磨崖仏・石塔・石灯など、興味深い石造彫刻が残っている。とりわけ、阿吽形の2匹の獅子が支える双獅子石灯がかわいい。韓国の国宝第5号に指定されている(ガイドのチェさんの話では、高校生の頃、国宝第1号から10号までを暗記させられたそうだ)。


※降伏する倭兵(豊臣軍)を描いた壁画。

 「捌相殿」の扁額を掲げた五重塔は、朝鮮時代(17世紀)の建造。上層を小さく、下層を大きく作ったピラミッド型のフォルムは、日本にはない様式である。魚を下げた風鐸や、屋根の四隅を支える隅鬼など、細部の見どころが楽しい。門・塔・大雄宝殿が一直線に並んだ伽藍配置は、四天王寺式と言えるのかな?


※火災避けの意味をもつ魚の風鐸。


※屋根を支える隅鬼。現地ガイドさんは「トッケビ」と呼んでいた。法隆寺や唐招提寺など、日本の寺院にも、ときどき潜んでいる。

 今夜も温泉町の温陽に到着。夕食はプルコギ。ホテル前のコンビニで韓国産ワイン(焼酎のJinroブランド)の小瓶を購入し、テレビで北京オリンピックの総集編を見ながら嗜む。

(8/29記)

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