「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

自作のエンクロージャーと音響効果

2023年05月16日 | オーディオ談義

若いころは「音楽とオーディオ」よりも、それこそ「釣り」の方に熱中したものだった。

当時は「釣り熱」が高じるあまり市販のありふれた「仕掛け」に飽き足らず、独自に工夫なり加工した
「仕掛け」をいろいろ試作した。

「仕掛け」といっても、「浮きの種類」「錘の種類」「釣り針の大きさ」「ハリス(糸)の太さ」などを総合的に勘案したものになる。

で、なぜ試作したかといえば、釣り場の環境は「(防波堤の)竿を振る位置の高さ」から始まって「対象魚種」、「潮の流れ具合」、「風向き具合」「太陽の方向」など千差万別なので、それに応じた「仕掛け」が絶対に必要で、その点、市販のありふれた製品は個別の現場の状況に ”そぐわない” ものばかり・・、もちろん「釣果」の方も工夫しただけあって「GOOD」だったのは言うまでもない。またそういう独自に工夫した「仕掛け」に対する愛着もひとしお~。

まったく同じことがオーディオについても言える。

個人ごとに好きな音楽や好む楽器の音色は違うし、部屋の大きさも違うしで、それぞれの置かれた環境は千差万別で、ありきたりの市販のオーディオ機器は現場にそぐわないものばかり。

その中でも、いの一番に挙げるとなると「箱=エンクロージャー」ではなかろうか。

これ次第で音質が激変するのでオーディオにとって一番大切な代物だと言っても過言ではないと思うが、はたしてメーカー仕様のままが適切なのかどうかは一考を要する・・。

で、我が家の現在の状況に移ると7系統のスピーカーのうち、ユニットごと大幅に改造したのが「ウェストミンスター」、そのほか、まるごと「エンクロージャー」を自作したのが4系統のスピーカーに上る。



左から、「植木鉢」の寸法(4か所のねじ穴)がピタリと合った「スーパー10」(ワーフェデール:赤帯マグネット付き)、その右側の上がグッドマン「TRIAXIOM」(口径30cm)、下が同じくグッドマンの「AXIOM80」(復刻版)、そしてオリジナルの「AXIOM80」。

「釣り」でもお察しのとおり、もともと弄るのが好きなんでしょうかねえ~(笑)。

そもそも「オーディオ」は箱を自作あるいは改造しないと、僭越ながら「オーディオの奥深さ」は分からないと思っている。

ユニットの位相の調整、背圧の逃がし方、定在波の防止、適度な箱鳴りの調整など勉強になる材料がいっぱい~。

たとえば、画像にあるエンクロージャーの板厚はいずれも「1.2~1.5cm」とごく薄めにしている。

市販の製品には見られない薄さで、英国系のユニットはすべてといっていいほどうまく「箱鳴り」をさせることを前提に作られているので、理に適うと思っている。

まあ、自己満足に過ぎないけど「お仕着せ」の市販のスピーカーよりは低予算ながらずっと上をいっていると自負しているが、どうかな・・(笑)。

で、前述した中の「定在波」の防止についてだが、箱の内部を御覧にいれよう。


要所に「卵トレー」を貼り付け、残った隙間には「ティッシュ」を敷き詰めるというもの。

これで信じられないほど「いい音」になりますよ~(笑)。

そこで、ご提案。

懇意にしているご近所のご協力のもと「卵トレー」(厚紙)が溜まっていくばかり~。そろそろ置き場所に困ってきたのでもし御入用の方がおられましたらタダでお譲りします。



ただし、送料だけはご負担くださいな。

オーディオルームの要所に張り付けるのもよし、既存の箱を開けて張り付けるのもよし、将来「箱の自作をしたい」という方もよし。

ちなみに、我が家のオーディオルームではスピーカーの対面をこうしている。



そして、希望者には「おまけ」として次の本を同梱します。



地元の図書館が新築移転するため、蔵書の放出をしており、気軽に引き抜いてきた本だが、一読したところ思わず赤面するような内容で、はたして図書館がこんな本を置いてよかったのか・・。

よろしかったら、どうぞ~(笑)。

希望者は「自己紹介欄」の「メルアド」あてということで~。


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