引きつづき桜の話しである。
きのうは、散る桜を見て、「残念だ」と書いた。
だが、今日の私はいつもの私。
咲くも桜散るも桜という、いつもながらの心持ちになってきたのは、
きのう、春はおぼろの水の庭をながめてきたからである。
もちろん、平日のこと。仕事である。
だが、その仕事は事務所のなかで済む仕事。わざわざ庭へ行くのは、単なる寄り道でしかない。
諸事一段落した年度末ゆえ、どうか大目に見てやってね、てなもんである。
お目当ての桜は、案の定散り始めていたが、
水面に映る薄紅色のおぼろな桜と、
水面に浮かぶ桜の花びらを見ていると、
ふと、イロハニホヘトが思い浮かんだ。
「色は匂えど散りぬるを、我が世誰ぞ常ならむ」である。
ゆらぐ水面に、睡蓮の葉と桜の花びら。
クロード・モネが、生きてこの場にいたとすれば、
この風景、描かずにはおれなかっただろうなと、そう思う。
トレビヤ~ン、なのである。
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