答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

新国立競技場は「橋」だった、らしいこと

2014年04月04日 | 土木の仕事

私、なんだか申しわけないことに、東京オリンピック2020にはあまり興味がない。

(始まってみれば熱狂してしまうんだろうが)

というか、漠然とだが、今現在とこれからのこの国にとってヨロシクないことではないかと思っている。

とはいえ、そのことについて論理的に説明するほどの知見もなく、

まして当ブログは、そんなことを披瀝する場所ではない(と決めている)。

(少しだけ書いたことはある、ほんのちょっぴり


そんな私がふと目にしたTokyo2020関連のとある記事。

私の思いとは関係なしに、単に技術屋の端くれとして非常に面白く、興味を引かれたので紹介してみたい。

 

新国立競技場の工事費が下がらない理由

(HuffPost Japan 2014.4.3 森山高至)

 

森山さんの論旨をごくごく大雑把に書くと、

 

ザハ・ハディド案による新国立競技場のコストが下がらないのは、

オリンピック景気での人材不足やひと儲けを企んでいるゼネコンのせい(といううがった見かた)などではなく、根本的な構造の問題である。

その構造は、建築というよりも土木、それも「土木の花形」巨大橋梁である。

(2本の竜骨を橋桁にして飛ばしている、という構造)

しかも、橋梁のなかでもっとも原始的な桁橋タイプに近い(規模に比較してアーチの曲がりが薄いし梁が小さい)ことから、物理的に限界がある。

そして、現存する桁橋(ガーター橋)の限界と同等規模のものを、土木でもない建築で、海でも川でもない陸上で、しかも東京都心という過酷な現場で、かけようとしている。

そのため、輸送や実際の施工や周辺への影響やその他、もろもろの問題が発生する。

したがって、「施工サイドは怖くて予算を低めに言えない」。


 

実際のところ、この論が妥当なのかどうかよくわからない私なのだが、

森山さんの、説得力のある文章かつわかりやすい展開に、思わずついつい引き込まれ、

フムフムなるほどそうなのかあ、と納得。

わかりやすく伝えるためには、ただただわかりやすい言葉を使えば良いというものでもないなと、

感心しきりな私なのである。

百聞は一見にしかず。ぜひお読みいただきたい。


新国立競技場の工事費が下がらない理由



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