こんな取り組みがあるということを寡聞にして知らなかった自分に対して、「不覚なり」と思ってしまった私なのだが、
考えてみればそう思ってしまう私こそが、「助けて」といえない人間なのだとは思う。
思うのだがしかし、そんなことはガキの頃から判っていることであって、それを踏まえたうえで今の私は、
努めて「助けて」と言おうとしている人間なのだ(なかなか言えんがネ)。
そしてそれが、オープンマインドを体現することなのだよと自分で自分に言い聞かせてもいる。
『ソーシャル・キャピタル入門-孤立から絆へ-』(中公新書、稲葉陽二著)という本を読んでいて教えられたその取り組みの名は、「助けられ大賞」。
この「助け合い起こし 須坂市地域福祉活動計画」の策定後、毎年「助け合い起こしによるまちづくり推進大会」が開催され、2010年2月に第4回大会が開催された。この大会では、人に助けを求めること自体が勇気を要することであるという認識から、助けた人ではなく助けられた人を表彰する「助けられ大賞」を授与している。
(P.99)
ネタ元はここ。
「助けて」といえる地域をめざし、助け合い起こしを推進 |
長野県須坂市・須坂市社会福祉協議会/助け合い推進会議 |
http://www.ashita.or.jp/publish/mm/mm99/mm99-2-3.htm
「人に助けを求めること自体が勇気を要する」
確かにそのとおりである。
ソーシャル・キャピタル入門 - 孤立から絆へ (中公新書) | |
稲葉陽二 | |
中央公論新社 |