全世界で始めて「ひのらー」であることを広言してくれたヒゲブチョーさん。
一度だけの面識はあるが、名刺交換をしたのみでマトモな話をしたことはない。
しかし、私は勝手に同志だと思っている。
そのヒゲブチョーさんのブログ『テンよし、ナカよし、シマイよし』。
1月19日のお題は『だってそうでしょ』。
http://ameblo.jp/higecivilpe/entry-11139498647.html#cbox
「土木技術奨励賞表彰式」という催しの様子を書いている。
そこでは例えば、
冒頭、震災当日のビデオが流れた。
当日は検査書類を作成していたのだが、津波によって現場事務所が流されてしまった。
彼はその後がれき処理を行うが、現場を訪れた被災住民との会話で、
"瓦礫"という言葉と、自分に課せられた業務との狭間で自問自答する。
そして彼なりの結論を導き出し、実行する。
というふうに、震災復興とリンクした土木技術者たちの取り組みにもかかわらず、
こんな素晴らしい式典にも関わらず、参加者のほとんどが同業者のみ…。
CPDS対象なので仕方がないのだろうが、こういう催しこそ広く住民に公開しなくちゃ!
なのである。
だってそうでしょ、我々はCivil Engineerなんだから!
閉じた催しに異議を唱えている。
「そうだ、そうだよ、そうなんだよな」と激しく肯く私は、
コメント欄を通じてこの言葉を贈り同意を表した。
つまり「なんだかわからないもの」でしかない建設業という共同体にとって、円環の中で繰り返す会話だけでは、もはや「私」も「われわれ」も救えないのである。
(by桃知利男)
私が言うところの、「出力しようぜ、えぶりばでぃ」は、つまるところ最終的にはここを目指している。
「そんなことオレたち技術屋が考えることじゃないやろ」と思うのは勝手だ。
少なくとも私は、経営者が考えなければいけないと同様に、一人ひとりの土木技術者が、
「なんだかわからないもの」だという自覚と、そこで繰り返す会話だけでは、もはや「私」も「われわれ」も救えないという「自覚(もしくは勘違い)」を持つことが、ことの始まりなのだと信じている。
だから、「だってそうでしょ」というヒゲブチョーさんのブログには、「そりゃそうだもの」をもってエールとしたい。
なんとなれば、
「だってそうでしょ、そりゃそ~だもの」(by小松政夫)
私(たち)は「しびる・えんじにあ」なのだから。