ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

そっくり親子

2015-09-14 17:39:01 | 日記・エッセイ・コラム
今日は「そっくり親子」です。このブログでは「そっくり」という言葉が出てくる事が多いのですが、「そっくり親子」というタイトルは初めてだと思います。

昨日、常連さんであるOさんが店の中で別々の場所に置いてあった二つの霰石を見つけて、その二つを並べてみました。するとその二つの霰石は大きさの違いはあれど、その姿形がそっくりだったのです。それが面白かったのでそれらのツーショット写真を撮りました。

今日の写真はそれです。





それらの産地は同じペルーのRaura鉱山でしたので、似ている事は当たり前の事です。ただ、面白い事にそれらは雰囲気が似ていたのです。それらは共に白っぽいドゥルージーな表面の六角柱がキャンドル・クォーツのような形状になっており、その先端近くの部分に、小さなものがほぼ同じ角度で傾いて付いております。それらは大小で似ていますので、「そっくり親子」という雰囲気なのです。

私はそれらをどこで入手したのかはよく憶えておりません。それらは店を始める前に、自分の好みに従って別々の時期に別々の場所で入手したように思います。そして、昨日、Oさんが二つを並べてみるまで、それらが「そっくり親子」だったとは気づいていませんでした。(常連のOさんはよく店の中で新発見をします。)

鉱物は産地が同じであれば、同じ様な環境下で同じような成因にともなって似てくる事はありうる事です。「そっくり親子」があっても不思議ではありません。それは生物の親子と同じ様に似て来ます。それは同じような遺伝子を持っているようなもので、むしろ似ている事の方が自然な事なのだろうと思います。

「そっくり親子」は面白いものです。

因みに、「そっくり親子」でWeb検索してみると、面白い情報や画像がたくさん出て来ました。やはり、似ている事は面白いと思います。

余談ですが、一昨日、店の近くの「もてなしドーム地下広場」で「かわいいね!金沢EXPO」というイベントをやっておりました。そのイベントは若いモデルさんたちのファッションショーのようなイベントでしたが、私は興味がないものの、近くの本屋に行く途中で、そこをショートカットするように通りがかりました。その際、そのイベントの観客のひとりでしょうか?そこである若い女性を見かけました。気になりました。実は、その女性は私の高校生時代の友人にそっくりだったのです。思わず、声を掛けようと思いましたが、すぐに「そんな事あるはずが無い!」と理性的に思い、止めました。

その友人とは40年近く会っていません。お互いに風貌も変わっているはずです。少なくとも私の風貌は変わっていますし、すぐにはわからないと思います。

歩きながら思いました。「もしかすると、ひょっとすると、その友人の娘さん?」私の記憶の中の彼女のイメージは昔のままなので、もし「そっくり親子」だとしたら、それはありうる事かもしれませんが、その真相はわかりません。気になる「そっくり親子」?現象でした。

今日の写真の二つの霰石は、Oさんの指摘で、店の同じ場所に置き直してあります。

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