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鉱物の部屋へのいざない

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ラリックのガラスのような印象を受けた束沸石

2017-11-17 11:53:23 | 日記・エッセイ・コラム
唐突かもしれませんが、私はガラス好きでもあります。鉱物好きの方なら、かなりの高い確率でガラス好きでもあるような気がしております。

実際、私もガラスコレクターでもあり、古代ガラスから現代の若手作家さんの作品まで、身の丈に合ったガラスコレクションがあります。そうそう、つい先日も、金沢のあるギャラリーでガラス作品を衝動買いしてしまいました。思うに、今のガラス工芸の世界では、多種多彩な才能が咲き誇っているような気がしております。それぞれの作家さんの新しい作風には初めて見る美しい鉱物結晶と同様の感動を覚えます。そのような作品に出合うと、鉱物が一番だと思っている私でも、正直、「人間の作る作品も捨てたものではない」と思ってしまいます。

これまでに買い求めたガラス作品はそれなりに沢山ありますが、欲しいと思っても、高価な為に、購入を断念したものも沢山あります。

そのようなものの一つにラリック社のTrophy Lalique があります。それはどうもフィギュアスケートのフランス大会のラリック杯だったもののようですが、スケーターを模した美しい曲線のガラス彫像です。

今日の写真はそれではなく、それに似たイメージのあるインド産の束沸石です。





如何でしょうか?この束沸石は立てると座りが良く、見る角度によっては、Trophy Lalique の一部と同じような印象を受けます。

私はこの束沸石を見つけた時に、欲しくても買えなかったTrophy Lalique と同じような印象を受けました。そして、この沸石なら購入可能だと思い、即買いしました。



この束沸石を横に寝かせて上から撮ると、普通の束沸石のように見えます。鉱物結晶も3次元立体物ですから、それを見る角度では随分その印象が変化してしまいます。

今日は久しぶりに鉱物のイメージ遊びでした。


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