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鉱物の部屋へのいざない

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朝焼け

2017-09-22 12:03:13 | 日記・エッセイ・コラム
一昨日の早朝、朝焼けがありました。今日の写真は自宅のベランダから撮ったその朝焼けです。





その日の朝焼けは薄赤く、天気は晴れでしたが、朝焼けは雨の予兆なので、せっかくの休日は雨なのか、と残念な気持ちで、カーテンをあけてベランダに出てみると、思いがけない太陽の姿がありました。

自宅のベランダの前は駐車場になっており、その先に5階建てのビルと2階建ての民家が建っており、ちょうどその狭い建物の隙間に朝焼けの太陽が収まっていたのです。私は思わず、カメラを取ってきて、その写真を撮りました。

このような偶然は初めてでした。面白いと思いました。そして、その昔、弘法大師・空海が開眼したという高知県の室戸岬にある洞窟での神秘体験の事を思い出しました。空海はその洞窟で修行中に、その狭い洞窟の先に明けの明星(金星)を見たのです。そして、その明けの明星が口から体内に入ったという錯覚を起こし、宇宙と一体化したという神秘体験をしたそうです。恐らく、修行中の脳内麻薬の作用もあったのだろうと想像できますが、そのような神秘体験が空海の密教的な基盤にあるとしたら、それもそれで面白いと思います。

思えば、宇宙の天体現象が人間の文明に大きな影響を与えているケースは多々あります。例えば、洋の東西を問わず、世界の各地で太陽信仰があります。エジプトの古代文明に限らず、イギリス・アイルランドの古代文明、南米・マヤの文明、等々、何れも巨石文明と関連性があります。

もちろん、日本にもそのような巨石文明がありました。有名なところでは、岐阜県の金山巨石群があります。私は7年前にその地に行った事がありますが、その巨石の中の狭い隙間から入ってくる太陽光(スポット光)には驚かされました。まるで、インディージョーンズの映画で見たような光の筋が入り込むのです。それは、古代人にとっては重要な意味を持っていたのだろうと思います。

宇宙の天体現象、特に太陽と月の動きは、信仰と共に暦学や天文学の発達に大きく影響してきたようです。

面白いと思うのは、そこに巨石も関係しているという事実でしょうか。

それもそのはずで、月は巨石ですし、地球自体も巨大な巨石です。ある意味では、太陽のような恒星も巨石と言って良いのかもしれません。

私が巨石に関心がある事、また、古代から世界各地に巨石信仰があった事に妙に納得してしまいました。




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