忘備録の泉

思いついたら吉日。O/PすることでI/Pできる。

傾聴の5ステップ式トレーニング(6)

2016-07-09 09:22:34 | Library
「ほんものの傾聴」はどのようにすれば身につくのか?
諸富祥彦先生は著書「ほんものの傾聴を学ぶ」のなかで、「傾聴の5ステップ式トレーニング」を紹介している。

第1ステップ
こころをこめて、ただひたすら 聴く

(6)「くりかえし」を用いた応答
「くりかえし」とは、話し手の話の要点、たとえば話の中で何度もくり返し話されている点などをただそのまま、くり返して伝える応答法。
ペアでじゃんけんをして、勝ったほうが話し手、負けたほうが聴き手。
話し手は、「最近起きた、よかったこと、楽しかったこと」を5分間話し続ける。
聴き手は、これまで学んできた、視線、うなずき、あいづち、くり返しなどを用いて、ただひたすら、話を聴いていく。
話し手の話が長ければ、途中で話をさえぎってもいいので「くり返し」を入れていく。
「くり返し」はそんなに多くなくてもいい。
質問はなし。
意見や感想もなし。
心を込めて「ただひたすら、聴いていく」。
終わったら「ふり返り」をする。
話し手から、聴き手のよかった点を二つ、「できれば、もっと、こんなふうにしてくれたらよかった」という改善点を一つ、フィードバックする。
その後、役割を交代する。


フィードバックのときに、聴き手の学習につながらないため、どんな小さなことでもいいので、改善点を必ずひとつ伝えていくこと。

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