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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

冬は博物館、美術館巡りを楽しむ!(縄文からの風 ③ 2/10)

2015-02-02 | 第二章「五感と体感」

 最近は、U先生を師匠に仰ぎ論文作成に午前中の時間を費やすることが多くなってきた。普段の学習と違い、具体的な目標を持ち勉強することは同じ対象を考えていても、新しい光を与えてくれるように感じる。時に徹底的に物事を考えることは必要なことだと思う。

 今は、生育史を辿っているのだが、U先生が良く言われる『良くぞ今日まで生き延びてきましたね!』という、ちょっと大げさに聞こえる言葉が、違う響きとなっている。特に、「生き甲斐の心理学」を学んで思春期や青年期を送ったわけでもないのに、結構したたかに生きてきているのを検証して驚いてしまった。意識してきたわけでないのに、何だろうかと思う。

 一つは日本の数万年にわたる心の文化遺産があるのだと思う。甘えの構造とか、もののあわれ・・・とか。こうした遺産は確実に日本独自のこころの文化であるが、欧米からきた精神医学、臨床心理学はどれほどこうしたことを理解しているのだろうか。もししていないとすると、実に不安だ。

 それはともかく、フロイトの14の防衛機制やロジャースやエリクソンの人格形成論は実に役立つ実践的な理論だと痛感した午前中だった。

 さて、そんな私だが、一方で縄文時代を学んでいることもあり、今日は多摩美術大学美術館で「祈りの生命デザイン」の展示を拝見させていただいた。一番驚いたのは、アフリカの仮面や太鼓など。始め展示品にラベルがついていてAD19世紀などと表示されていたのだが、てっきりBC19世紀と勘違いしてしまっていた(最近私の場合、縄文中期などBC20世紀などが当たり前なので)。そして、しばらく気が付かなかった。

 実は、縄文土器に出てくる半人半蛙の像などが最近の作品にあって、全く違和感を感じなかったのだ(笑)。

 その外、イコンありエジプトのエンジェル(コプト)、凄かった。7-8世紀の古代日本を勉強して、ちょっと中国や朝鮮半島に興味を持つことはあったが、縄文時代を勉強すると、古代メソポタミアや古ヨーロッパ、古代中国、古代シリア、アフリカと興味が俄然世界に開くようである。考古学だけでなく、言語学や民俗学などにも・・・

 例えば、先日の国宝展の縄文のビーナス他の土偶に興味を持つと、世界各国の新石器時代の女神(地母神)に眼が行ってしまいがちになる。

 昨日は、府中の「郷土の森博物館」にも寄った。リニューアルオープンされ、さらにロウバイの真っ盛りなので寄ったのだ。ロウバイも綺麗だったが、それに増して展示の素晴らしさには驚いた。孫娘などは二時間くらい見ていたが飽きる様子がなかった。

    

    

そして、帰りには『古代シリア文明展』の図録が安く売られていたので思わず買ってしまった。

縄文からの風③ 2/10

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