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織成舘


写真は、外観。

織成舘(おりなすかん)は、1989年にオープンした西陣にある西陣織屋建を活かしたミュージアムとして開設されました。

アクセス
市バスの今出川大宮で下車し、西へ3筋目(大宮通、智恵光院通、浄福寺通で約350m)を右折します。
右折して約370m、途中で右手に本隆寺を見ながら2筋目を越えた先の左手に織成館があります。

織成館は左手の本館と右手の新館の須佐命舎(すさめいしゃ)から成り、
本館は西陣の帯製造業「渡文」の初代店主渡邊文七氏の店兼自宅を改造したもので、
新館は閉校になった出雲地方の東須佐小学校の廃材を利用して造られました。

入館料は500円で、月曜日は休館です。

まず本館の玄関からは入ります。
ここで入館料を支払います。

梁や柱、狭い間口に奥行きの長い棟、明かり取りの天窓など、西陣の伝統的な家屋 織屋建(おりやだち)の特長をそのまま残しています。

1階は能装束が展示されており、2階の上まで吹き抜けになっています。
奥には2階への階段があります。
また右手には8畳+6畳+8畳の広間があり、毎月28日の月釜はここで行われます。
広間の奥には坪庭があり、貴船の巨石が配されています。

階段で2階に上がります。
2階には広間が4つ連なっており、それぞれに着物、帯、襦袢や羽織が展示されていました。
そしてその最奥に手織工場があり、こちらで職人さんからお話を伺うことが出来ます。
土日も職人さんはおられ、それこそ空いているとまず最初に工場見学に案内されます。
明治初期に輸入されたジャカード織機もありますし、分業された西陣織の工程なども話して下さいました。

また事前に予約しておくと5000円、3時間で手織り体験も出来ます。

月釜
毎月28日に月釜を開催されています。
会費は3000円。
新館の須佐命舎から入って、奥で受付をします。
そのまま石畳の庭に出て、左手奥の10畳間が待合になります。
待合から左手に回り込み、本館の広間が本席になります。
帰りは本館から出るという一歩通行になっています。
薄茶2服、約1時間です。


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