そうなんだ。

外国語で知ったこと。

すててこ  日本語

2020-07-19 15:24:29 | ハンドメイド

昭和ひと桁生まれの母は、とにかく物を取っておきます。
とっくに着ることのなくなっている着物類が、綺麗に畳まれて押し入れの奥に収まっていました。
どうするつもりだったのでしょう?

私にとっては、思いがけない趣味を持つことになりました。
有り余る着物地を利用して、服や小物を作ることです。
昭和の着物は、すべて手縫いなので
ほどくのに、さほど手間がかかりません。

紳士用の浴衣もありました。
綿の生地の肌触りが良く、涼しそうです。
一枚の浴衣から、2本のすててこルームパンツが出来ました。


短パンに見えますが


安心してください。 丈はひざ下です。

ところで、
平仮名で 「すててこ」。 カタカナで 「ステテコ」。 どちらが正解なのでしょう。
広辞苑には
平仮名で 「すててこ」 と書かれていました。  漢字表記はありません。
不思議な音ですが、外来語ではなく日本語でした。

由来を調べたところ
明治時代の寄席。 
一席終えた落語家がおもむろに立ち上がり、尻っぱしょりで向こうずねを突き出して
「すててこ、すててこ」 言って拍子を取りながら踊る姿が、大受だったそうです。
この 「すててこ、すててこ」 は、太鼓の音を真似ていたようです。
お尻までまくり上げた着物の下に履いていたのが、こんな感じの下着で
そこから 「すててこ」 と、呼ばれるようになった説が有力です。

♫どんぶり鉢ゃ、ういたういた、すててこしゃんしゃん♪
なるほど
この 「すててこ」 も太鼓の音だとすれば、 「しゃんしゃん」 は三味線あたりでしょう。

「すててこ」。 確かに、軽快なリズム感があります。(?)
不思議な名称だと思っていましたが、太鼓の音だと思うとカワイイ~。

#浴衣リメイク


コメント (2)
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