そうなんだ。

外国語で知ったこと。

年齢   フランス語

2013-08-23 13:00:00 | クリーニング店
“女性として一番ノッテイル年齢ですよ”

私が受付をするクリーニング店に70代~の
女性が“おかめとひょっとこ”柄の着物を持ってきました。
小柄な彼女によると、何十年もお祭等でおかめの踊りを披露している、
その衣装だそうです。
ガサゴソとお財布の中から、写真を取りだし見せてくれました。
おかめのお面で顔を覆い、手には扇を広げ、この着物を身に着けている
人物は彼女だそうです。

私 「かわいい~!!!」

お面を着けたこの格好だとまったく年齢がわかりません。
年齢は英語で「age」(エイジ)。
フランス語は英語と同じ綴りですが、発音はいかにもフランス風。

「age」(アージュ)・・・年齢・(一生のある)時期・歴史上の時代

ここからは、このお婆さんから聞いたお話です。
踊りの見物人が、関係者に尋ねる質問です。
見 「おかめを踊っていた人はいくつくらいなの?」
関 「十九か二十歳じゃないかな。」
見 「今までの見たおかめの中で一番良かったよ。
   いやぁ~、“しな”の作り方なんて抜群だね」

ふざけて二十歳なんて言われちゃうと、私はお面をはずせないよ。 
と、照れたように笑っていました。

同じ質問に、こんな風に答える関係者もいるそうです。
見 「おかめを踊っていた人はいくつくらいなの?」
関 「女性として一番ノッテイル年齢ですよ」
見 「そうだろうねぇ~。 いい動きをしてるよ」

この答えは気が効いていますよね。
舞台の上は夢をうる仕事。
一番ノッテル年齢がいくつと感じるかは、人によるわけですし・・・。
わざわざ本当の年齢を教えたり、前出のうその年齢を言ったりする
よりもずっといいです。

将来エッセイストとしてデビューする時、プロフィールの年齢欄は

年齢:女性として最もノッテル歳。(今でしょ)

と書きます。(注:今でしょは、流行している場合のみ)
コメント (4)
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