そうなんだ。

外国語で知ったこと。

勇気ある撤退   英語

2012-07-06 13:00:00 | 旅行
20代、 旅行会社OL時代。
「エーゲ海クルーズとエジプト10日間」 というタイトルの
我社主催の一般募集ツアーがありました。
その名の通り、 エーゲ海でクルーズを楽しみ、 エジプトでピラミッド ・ 
王家の谷などを見物する二本立てです。
どちらの地も魅力的ですし、 人気もありました。

このツアーの添乗業務の打診があったんです。
お客さんとしてなら、 添乗員もいる事だし行ってみたいです。
しかし、 そういう気持ちであろう皆さんをお連して、 発展途上国に
一人添乗で行くのはチャンスと言うより、 正直な気持ちは不安です。
パンフレットの旅程表には、 どうだ! とばかりに
カイロからルクソールまで夜行寝台で移動となってますよ!

うら若き私・・・。 危なくないの?    (実際は安全。)

悩んだ末、 「今、 皮膚科に通院中です。 申し訳ないのですが
添乗には出られません。」 などと、 意味不明の理由を述べ、
「発券課の○○さん《男性》が、 比較的、 手が空いているようですよ。」
と、 本人に断りもなく、 代わりの人員まで推薦しました。
後日、 事の成り行きを知らぬご当人は、 手配課より突然の指名を受け
エーゲ海 ・ エジプトにバタバタと旅立ちました。

私はこの一件を、 “勇気ある撤退” と認識しています。
英語で、

「courageous withdrawl」(カレージャス ウィズドローアル)

この時、 嵌(は)めてしまった彼に対する、 “お詫び” という理由では
無いのですが、 この方と後年結婚するに至りました。

こちらは、 “勇気ある前進”  ・・・?
コメント
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