明日は酒田定期。スペインカラーのプログラムです。
私はロンドンにいる間、スペインに講習会を受けるため訪れたことがありますが、場所が古い歴史のある街(巡礼地だったと思います)だったこともあり、言葉の似ているイタリアに近いイメージを勝手に持っていた私は、想像とのギャップがあり、新鮮な発見でした。
イタリアには行ったことがないのでなんとも言えませんが、メンデルスゾーン等ドイツの作曲家が抱いた感想のように「光溢れる国」というイメージ、スペインはどちらかといえば「影が印象的な国」でした。もちろん光が強ければこその影の濃さではありますが、ロンドンの同じ寮にいたスペイン人も、皮肉屋だったり、ちょっと一癖ある(もちろん人柄が悪いということではありません)人が多かった気がします。たまたまかも知れませんが。
今回の1番の聴きどころは、やはり「カルメン」。メゾソプラノの林美智子氏とテノールの宮里直樹氏は圧倒的な歌唱力、合わせの初日から痺れました。阪氏のオペラの手腕も素晴らしく、皆様を陰影あるスペインへ誘えるよう頑張りたいと思います。チケットもまだございますので、ぜひ会場にお越しくださいませ!希望ホールにて15時開演です。