年納めと年度納め。日本では一年に二度「納める」機会がありますが、今年は年の瀬には帰省できなかったこともあり、イマイチ納まりが悪い感じがしたものです。それに比べて、出会いや別れなど、人の出入りがある年度末の方が、むしろきちんと納めなければという気にさせられます。
山響は昨日の鶴岡公演で、無事年度末の仕事を納める事が出来ました。そして今回が、ヴァイオリンの菖蒲さんとホルンの大和さんの、定年でご卒団となる最後の演奏会でした。40年以上という長きにわたり、苦しい時代から山響を支えてきたお二人には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
光栄にも、最後の一曲、ブラームスの交響曲第1番では、菖蒲さんの隣りで弾かせて頂きました。いつも万感胸に迫る4楽章、今までになくその思いを強くしたことは言うまでもありません。
これまで本当にありがとうございました!そしてどうか、これからも山響を見守ってくださいね。