ボエーム終了

　コンサート形式オペラ「ラ・ボエーム」を盛況のうちに終えることが出来ました、本当にありがとうございました！オペラって良いものだなぁと心から感じた一日でした。

　オペラといえば豪華絢爛の舞台美術を想像されるかもしれませんが、あくまでも主役は音楽。今回のように舞台美術がなくても、音楽の力で、想像力がそれを補ってくれる、、、そんなことを実感された方もいらっしゃるかと思います。

　山形でオペラ公演を行えるホールができた事に感謝！「オペラを見るなら山形」と言っていただける日を夢見て、引き続き頑張っていきたいと思います。

青春群像

　今週末開催されるコンサート形式オペラ、「ラ・ボエーム」のリハーサルが始まっています。今回はコンサート形式なので、オペラは行ったことがなくて、、、という方も入りやすいかと思います。

　しかも演目はプッチーニの「ラ・ボエーム」。オペラといえば超大作が目白押しなことを考えると、この作品は割と短めにまとめられている方ではないでしょうか。しかも４幕がそれぞれきっちり「起／承／転／結」になっていて分かりやすく、美しい旋律が散りばめられた大人の青春群像劇となっているため、オペラは初めて、という方も楽しんでいただけること請け合いです。

　難を言えば、見どころ聞きどころが凝縮されているだけに、場面展開が早く、テンポや調が目まぐるしく変わり、演奏している側は全く気が抜けない。。。。勿論お客様には何の関係もございません。ゆったりとした気分でご覧になって頂いたらよろしいかと。アマデウスコア、山形北高校音楽科の学生さんたちの合唱も必聴です！

　2月26日（日）15時開演になります。たくさんのご来場、お待ちしています！！

　

紅茶風呂

ドン・ジョヴァンニ公演も無事終了。ホッと一息、ということでこういうお風呂に入った、、、というわけではありません、念のため。

先日、友人に紅茶を頂いたのですが、それが写真のティーバッグ。見た時は、カップに腕をかけて、懸垂でもしている感じなのかな？と思ったのですが、淹れてみて納得！写真にはうまく写らなかったのですが、湯気の感じといい、お顔の表情といい、まさに入浴リラックスタイム！
予想していなかっただけに、思わずにっこりしてしまいました。楽しい時間をくれた友人に感謝☆

ドン・ジョヴァンニ

　明日は山形オペラ協会の皆様と、オペラ「ドン・ジョヴァンニ」公演です。モーツァルトの名作の一つですが、ストーリーはざっくり言えば、稀代のプレイボーイが、放蕩と悪行を重ねた果てに地獄に堕ちる（ざっくり過ぎ？）というものです。死を目前にしても、最後まで態度を改める気配のない主人公も、ここまで来ると感心してしまいます。

　悪は滅びるということで一応めでたしめでたし、なのでしょうが、人間の業を考えさせられる作品です。なんといっても恐ろしいのは、主人公の悪辣さというよりは、彼の正体をわかっていながら、思いを断ち切れない女の姿ではないでしょうか。理性と感情は一致しない、というところなのか。ドン•ジョヴァンニを取り巻く女たちのそれぞれのありようが、本作の大きな注目ポイントと言えましょう。モーツァルトの名曲と共に味わって頂けたらと思います。

　高畠町文化ホールまほらにて、15時開演です、お待ちしております！

横手にて

昨日は横手にてスクールコンサートでした。久々に秋田県に宿泊。さすがかまくらで有名なだけあり、雪深さを再認識です。
子どもたちの反応もよく、ホッと一安心。一生懸命考えて伝えてくれる感想からも、素直な良い子たちだ、、、とあたたかい気持ちになりました。

せっかくですので、ご当地グルメ、横手やきそばを頂いて参りました。この、上の玉子が良い仕事をしているのですよね。値上がり著しい食材ですが、この働きぶり、やはり冷蔵庫レギュラーの座は譲れない！これぐらい頼れる人になりたいものです。

カウントダウン

　週末の定期は、無事チケットも完売の上、満場のお客様と共に終了することができました。ありがとうございました！初体験の方が多かったであろう細川俊夫作品に始まり、名曲でありながら山響で演奏する機会のなかったラフマニノフ、おそらく日本で一番知られている交響曲「運命」で終わるというプログラムでしたが、お客様のお顔を見る限り、喜んでいただけたようで嬉しい限りです。ソリストの松田華音さんも、名前通りの素晴らしい音楽を聴かせて下さり、良い演奏会になったと思います。

　ところでお馴染みの運命ですが、やはり何度弾いても発見があり、名曲の名曲たる凄みを感じます。それを引き出してくれるのもマエストロの手腕の一つと言えるでしょう。最近楽団員も若返りましたが、指揮者も若い方がいらっしゃることが増え、自分の年齢を感じることが多くなりましたが、川瀬氏の熱い指揮ぶりを見て、エネルギーを頂いたので気がします。（まあその後の疲れ方が半端なく、やはり年齢を噛み締めることになるのですが、、、）。

　今年度の定期も来月がラスト。村川先生との友情により、共に山響を支えて下さったチェリストの巨匠、堤剛氏の登場です。ご期待下さい！

胸を借りて

　今週末の定期へ向けて、リハーサルが始まっています。

　指揮は若手ながら、各地でオファーを受け腕を振るっている、人気の川瀬賢太郎氏。アフィニス音楽祭以来で楽しみにしていましたが、無駄のないリハーサルな上、その熱量に引っ張られます。何度も弾いている「運命」も新鮮です。

　今回、私は運命以外は「初めまして」な上、細川俊夫作品は、作品だけでなく、記譜されている記号すら未知の世界。しかし川瀬氏は、細川作品（しかももっと複雑そうなものも含め）を沢山手がけていらっしゃるようで、その進め方も迷いがありません。胸を借り、真摯に音楽と向き合いたいと思います。

経験を積んで

昨日はほぼ満席な中、無事南陽公演を終えることができました。ありがとうございました！
郷古さんのメンデルスゾーン、素晴らしかったですね。いつも一流と言われる演奏家と共演して思うのは、彼らはリハーサルから実に見事な演奏を聞かせてくれますが、大概本番はそれを上回る、最高のものに仕上げてくるのです。本当に頭が下がります。経験のなせるわざなのでしょうか。


今日は、先日芸工大の学生さんの茶器を購入した特典で、彼らの器を使ったお茶会に参加して参りました。
丁度、その会で私が選んだ器を作った学生さんがいらしていて、お話をうかがったのですが、やはり陶芸は焼いてみないことには出来がわからず、窯から出すまでは緊張するようです。サイズ感や色の出方など、思ったようにいかなかった失敗も多いのだとか。
それにしても、このような作品が、入学して三年で作れるようになるとは、、、これからもっと経験を積めば、だんだん失敗も少なくなるのでしょうね。応援しています！

東風解凍

我が家に一足早く、春がやってきました。立春の初めを表す「東風解凍(とうふうこおりをとく)」という名前を持つ茶器を購入したのです。
写真がそのお品物。東北芸術工科大学工芸コースの学生さんが制作したものです。使われている結晶釉が、丁度氷の花が咲いているかのようにみえます。名前に相応しい美しさです！春を待ちながら、お茶を楽しみたいと思います。