「日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~」という本を購入。日本は四季のみならず、二十四の気という季節や、七十二候もの候という季節があり、この本では折々の旬のものや季節の言葉、楽しみが、イラスト入りで紹介されています。
ちなみに今日は霜降(そうこう)という気の次候にあたり、「時雨が降るようになる頃」だそうです。さあっと降る時雨ではない、ぐずついた天気が続くようですが、明るい気持ちで冬に備えたいものです。
新宿の伊勢丹で、販売員のお兄さんの熱血トークに負けて購入した白バルサミコ酢。これがいかに優れ、利用価値が高いかをあらゆる角度から語ってくれました。上手に試食をすすめ、こちらの質問にも+α付きで十二分なお答え。
酢なのに甘みがあって美味です。一緒に置いてあったオリーブオイルを手に「これと合わせると、完璧なドレッシングになります!」という一押しを、「旅の途中ですので…」と、ようやくかわして参りました。
前回のブログでも書きましたが、上野公園が大層美しくなっています。東京都美術館に行った際、新しく出来たカフェで、気分良くハーブティーなど頂いてきてしまいました。友人いわく、休日の混みようはなかなかのものだそうですが、もしかしたら夜は狙い目なのかもしれません。照明も素敵ですし、スカイツリーも駅の向こうに見えるので楽しめます。
東京のお仕事最終日。そのまま帰っても寝るだけなので、かねてから行きたいと思っていた、メトロポリタン美術館展に行って参りました。
この展覧会が行われている東京都美術館は、金曜日は夜8時まで開いているのです。なので、仕事が終わってから上野に行き、展覧会を見て、軽く食事をすれば最終の新幹線に丁度良い感じです。
私はリニューアル後の都美に行くのは初めて。美術館のみならず、あの辺り一帯の上野公園があまりにお洒落に美しくなっていたのでびっくりしてしまいました。まだ展覧会は今月始まったばかりなので、わりと空いていましたが、週末はきっと、沢山の人で賑わっていることでしょう。
さて、そのMET展。「大地、海、空 4000年の美への旅」というタイトルが付いています。美術品に見る人間と自然界の関わりを見つめたもの、と言えばよいのでしょうか。紀元前から現代にかけて、人間が描いてきた自然や動植物をまとめて見る、またとないチャンスです。
今回の展覧会で感じたことは、「これ欲しい!」と思える美術品が沢山あったということ。勿論転売目的ではなく、手元に置きたい、という意味です。これ、意外と珍しいのですよ。美術品というのは、寸法が部屋に合わないという問題もありますが、何か人間の念とでもいうか、強烈な存在感をアピールしてくるため、気に入ったものですら「好きだけど、たまに眺めるくらいがありがたい」というものがほとんどなんです(少なくとも私は)。
人間も、自然を描くときは無心になるのでしょうか。なんというか、見ていると穏やかな気持ちになるものが多かったように思います。紀元前のタコ柄の壺や、カエルの分銅など、思わず「可愛い!」と口について出る愛らしさ。昔の人も、素晴らしいデザイナーだったのですね。
難しいことをゴチャゴチャ言わず、これ良いなあ、好きだなあと言いながら楽しめる美術展です。 芸術の秋、お気に入りの一点を見つけるつもりで訪れてみては如何でしょうか。
自信を持って言えますが、私はかなりの方向音痴。そう聞けば、今回仕事で集合場所が新宿西口と知った時の私の胸中は、お察し頂けると思います。
しかし天の助けか、なぜか集合場所に向かう途中で山響メンバーに遭遇するという幸運に、最終日まで恵まれ続けた私。駅からホテルまでの帰り道はなんとかなっていたので、最終日にその幸運がなかったときでも、大丈夫だろうとたかをくくったのが運のつき。その後文字通り右往左往、重い楽器とスーツケースと手荷物を携えて、上下左右にさまようはめになり、たっぷりあった筈の時間もカウントダウン態勢、あわや集合時間アウトかという憂き目に会いました。バスに乗り込んだときの私は、ちょっとジムで運動してきたくらいにはカロリーを消費していたと思います。
悔しいので、地図を広げて道に詳しい方に順路をを確認、自分がどこで間違ったか理解致しました。なので、違う迷い方はするかもしれませんが、同じ迷い方はもうしないと思います。多分。
東京にいる利点は様々ですが、私にとって最大なのは、演奏会や美術展など、エンターテイメントが日本一充実していることです。というわけで、東京にいる時は、なるべくこのメリットを享受したいと思っています。
今日はヤマハ銀座のコンサートサロンにて、ジェラール・プーレと川島余里両氏によるヴァイオリン・ピアノのデュオを聞いてきました。プーレ氏は現代の巨匠と言える方で、お父上のガストン・プーレ氏は、ドビュッシー本人と彼のヴァイオリンソナタを初演した名ヴァイオリニストです。
プーレ氏のヴァイオリンは、現代にあって貴重な、奇しくも旅前に聞いた往年のヴァイオリニストによるCDのような、馥郁たる香りが立ち上ってくる演奏でした。
現代の演奏は(演奏のみならず文学などにも言えると思うのですが)、香りを感じさせらるものが少ないような気がします。現代社会が極めて無臭に近くなっている影響でしょうか。久々にかぐわしい音楽を堪能しました。
山響首席クラリネット奏者の川上一道氏が、日本音楽コンクールで堂々の優勝。日々の仕事と同時進行の準備はさぞ大変だったろうと思いますが、昨日の演奏はオケとの一体感、表現力の幅広さなど、ひいき目抜きに素晴らしかったです。本戦の模様は12月6日のNHKBSプレミアムで(朝6時から6:55まで)、日本音楽コンクール特集は12月2日にらららクラシック(夜9時から10時まで)で放送予定とのことですので、是非ご覧下さいませ。
写真は全部鰹節。全国津々浦々から集められた食材、圧巻です。
今日はなんと、実家の近くの小学校で仕事でした。学校の近所にある歯科大学病院にはバスや自転車で通いましたし、この地区の公民館では、日曜日にユースオケの練習をしたものです。
慣れ親しんだ風景の中に、今遠く離れた職場の仲間と一緒にいるというこの不思議…。
出身の国籍などでカテゴライズされることの多いクラシックですが、やはりその時代時代の音というのがあるのだなと思わずにはいられません。貴族のいた、音楽は生で聞くしかなかった時代。鉄道がようやく走り始めた時代。そしてCDやインターネットで、世界中の音楽を聞くことが出来る時代…。演奏の中に、現代とは違う時間の流れ方を感じました。
旅から戻り、貴重な休日。気まぐれにテレビをつけると、以前見逃したNHK「プロフェッショナル」の再放送で、高倉健氏が映っており、つい見入ってしまいました。現場では決して座らず、ファンやスタッフを大切にする姿には、本物のスターならではの風格を感じます。
この番組は最後に、取材した人物に「プロフェッショナルとは?」という質問を投げかけるのですが、高倉さんは「難しいね。。。」とつぶやいた後、「生業ですよ。生業。」と答えていました。深いです。。。。
日立駅構内のガラス張りカフェ。日立市出身の建築家で、オペーク銀座や金沢21世紀美術館の設計に携わった、妹島和世氏によるものと知り納得。お茶を飲みながらのんびりと海を眺めていられる素敵な空間です。
そんなお洒落カフェなので、さぞや若者中心の客層かと思いきや、意外や初老の男性が一人でくつろいでいたりして、幅広く憩いの場として親しまれているようです。(私が訪れたのが、朝9時過ぎだったからということもありますが。)
朝から果てしない水平線や白い波頭をぼーっと眺めて、パワー充電!日立にいらしたら是非。
仕事で筑波へ。筑波の名産と言われてもピンと来ませんでしたが、福来みかんという小粒のみかんやサツマイモ、栗など、特産品の数は想像以上にありました。
また、筑波といえば言わずと知れた学術都市。写真はここの食品産業技術総合研究機構が開発した、世界初のサツマイモジュースだそうな。
色々な野菜や果物を使っているので、サツマイモジュースと呼んで良いものか若干疑問を感じないでもありませんが、いかにも筑波らしい食品と言えそう。色は美しい紫色、味は飲みやすいミックス野菜ジュースです。