自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

冬,“虫の目”でとらえた虫たち ~ベニシジミ~

2019-01-08 | ベニシジミ

1月4日(金)。公園にて。学校園が休みなので,家族連れでいっぱい。虫の目レンズを携えて歩いていると,なんとベニシジミが! ベニシジミの越冬態は幼虫なのに,成虫がまだいたのです。きっちり記録しておきたくて,慎重に接近していきました。

 

セイヨウタンポポの花に移動したあと,また別の葉に。ただし,遠くから離れずに一定の範囲で動く様子。

 

そのうちに,スイバの株に着地。そこで歩き始めました。「もしかすると産卵行動なのかな」と感じました。しかし,こんな冬に産卵するのか考えると,ありそうもありません。

 

ところが産卵したのです。下写真はその証拠になるでしょう。もしかすると,枯れ草に産付したかもしれません。この確認は後日することに。

 

ベニシジミは次々に移動して行きました。結局,確認できた産卵行動は二度でした。 

 

こんな冬季に産卵しても,たぶん孵化しないでしょう。なのに,成虫は産卵に全力を注いでいるのです。種の保存に向けた行動は本能的なものです。その本能のスゴサをついつい感じました。

 


冬,“虫の目”でとらえた虫たち ~ツチイナゴ~

2019-01-08 | 昆虫

新年早々,虫の目レンズを持って初撮影に。行き先は我が集落の農道。そこでアメリカセンダングサの撮影をしていると(下写真の右上付近),突然足元からバッタが飛び出しました。びっくり! よく見ると,アスファルトの路上にツチイナゴが! イナゴはびっくりしたでしょう。わたしだって,こんなところから飛び出したのでびっくりの上にびっくり,です。

舗装面に出たイナゴはじっとしていました。それで被写体をこれに変えて撮影を開始。幸い日が照って撮影条件は良好です。

 

近寄って。 

 

もっと近寄って。

 

ときどきは離れたところまで飛びましたが。広い舗装面なので見失うことはありません。おかげで,じっくり撮影できました。下写真は触覚がぐにゃーと曲がった瞬間を撮りました。じつは触覚の先,レンズに触れているのです。

 

このツチイナゴが今年初めて出合った昆虫となりました。今年もなんだかわくわくしそうな。このイナゴもまた,飼育対象にしようと思います。