自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

今冬のマンサクと昆虫(10)

2017-02-21 | マンサク

2月12日(日)。 起きると,窓の外は薄っすらと雪化粧。マンサクの花に,また災難が訪れました。

この日は休み。観察には好都合です。寒いのを承知で観察に。さっそく見つかったのが,なんとクロヒラタアブの死体です。枯れ葉の上にちょこんと載っていました。

 
からだには,わずかに雪が。


雪でもユスリカなら見つかるはず。そう思いながら探していきました。間もなく,お目当てのものが目に飛び込んできました。 

 
雪の上を歩いていく個体もいました。


こういう環境には相当に強いようで,複数目にしました。 


寒いのにあくまで花に執着気味の個体もいました。 


別の種もいました。雪がかからない位置でじっとしていました。 

 
小さくても,顎がじゅうぶんに発達しています。これで餌をバリバリ食べるのでしょう。


キタオオブユらしい個体も。頭部には花粉らしい粉が付着しています。 

 
寒さが身に沁みながらも,生きものたちはそれにじっと敢えます。不利な環境下でなんとか生き抜こうとする姿が輝きます。