酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

旬の小鍋立て

2020-03-30 | こしらえた話。
旬とは言え、我が地方では当たり前に売ってるわけではない。
なので、魚屋で見つけたら、とりあえず買う。
高いな~とか思っても仕方ない。これを逃すといつお目にかかれるか(笑)


白魚。青森産らしい。
まず刺身で少し味見するも、やっぱ鍋だなと。

出汁(醤油も少し)で豆腐が煮えたら白魚を投入。
すぐ煮えるので、撮影もあせる(笑)


三つ葉をちらして食べる。
白魚の淡い旨みが口の中に広がる。魚の、骨の微細な歯ごたえも心地いい。

かの食通、池波正太郎先生は、作中、鬼平に「春のにおいが立ちのぼる」と言わせた。
そんな気になって味わえば、美味しさもひとしお。

もひとつ余談。
池波先生のご友人は、白魚を食べようにも箸が止まるとおっしゃっていた。
白魚の顔が可愛くて、とのこと。

分からんでもないが、黒い二つの目ん玉を見てると、小さな宇宙人に見えるのはオレだかな。
2枚目の画像、真ん中あたりにいるよ(笑)

あ、だめだめ。
香り高き旬の味覚に、雑念は無用。

叩いてふわふわ

2020-03-20 | こしらえた話。
マグロ山かけをこしらえた。
切り落としが半額だったから(笑)

もういい年をして、半額のシールで献立決めるのはよしにしようやと思うが、結局そうなることが多い。
冷蔵庫に長いもの残りがあったなと思い出したのも運の尽き(笑)

ともあれ・・・
長いもはおろさずに叩いて。

まな板でタタタタタタタタタタタタタタタタと粉みじんにして


ふわふわ。食べればさくさく。
こういうとろろもお気に入り。
根拠はないが、冬より春とか夏の方が美味しい。

そうそう、マグロはヅケで。
うちの漬けタレは、世間一般の定番、醤油2:酒1:味醂1の比率。
これ自体は簡単だけど、酒、味醂の比率が多い。ってことは使う酒には気をつけたい。
正体不明な料理酒はお勧めしない。
使うなら旨みのしっかりした純米酒を。あるいは薄くち醤油と大吟醸酒の組み合わせなんかも良い。
もちろん味醂も、本物の本みりんを。偽物とは言わないが安価な本みりんは、ほんとの本みりんと材料や製法が違う。よって味わいは全く異なる。

こうして出来た漬けダレを使うと、マグロの味わいもひとしおだ。


海苔巻き

2020-03-01 | こしらえた話。
家でたまに飯を炊く。
呑兵衛の食卓なんてそんなもん。ゴハンでは必ずしも白米を食べるときまってない。

近頃はもっぱら寿司になる。
なんかハマってるんだな。魚介類の生肉(刺身と言えよ)は酢飯とともに食べる(寿司と言えよ)のが一番うまいという、原因不明の思い込みによるマイブームだ。

数日前は、しめ鯖とガリを巻いたもの。
今回はこれ。


イナダの細巻き。少しごま油を効かせて風味を膨らませる。
海苔巻きはいいねえ。茶碗も箸も要らない(皿使ってるけど)。

と、たくあん巻き。
ゴハンだからして、漬物も食べたい。
そういうところには妙にこだわる(笑)