ホタテの底力。

ホタテを三升漬けで漬けてみた。
「漬けで漬け」って文字にすると何か変だか、そういうことなのだ

刺身用ホタテをさっと湯掻いて（表面の色がちょっと白くなる程度）、
漬け込んで２時間（ほんとは半日位は置きたい）。

唐辛子の辛味とホタテの甘味が出合ったら
さてどうなるか。

ホタテの旨みがより知性的になるというか賢くなるというか
そんな感じで味が膨らむ。
いや膨らむというよりは凝縮され、すなわち旨い。

とはいえ、もとがホタテですから。
生食はもちろん、煮ても焼いても揚げても旨い。

あ、いや、三升漬けの存在を認めていないワケじゃないんだが(笑)
ホタテを食べるたびに、不可侵ともいうべきその底知れぬ旨さを思い知るのである。

主役の存在感に力が及ばない助演や脇役。そんな映画を見た感じ。
近頃にあっては、映画もテレビドラマもその逆だけどね。


ドラマといや、某国営局のあの国民的ドラマが、視聴率で苦戦気味とか。

だろうなあ。自分も思ってたが、ドタバタが長すぎ。もうお腹いっぱいって感じ。
早くウイスキー作れよ(笑)
主人公が辛い目に遭わなきゃ視聴率が伸びないという傾向がもともとあろうが
誰もがドラマの結末をわかっているだけに、今回作は進行具合が難しいところ。
まだ三分の一。残りで挽回できるか。

トルコライス

こういうものを食べさせる食堂は時々あるが
旭川でそれを名乗る店は珍しいと思う。

長崎名物トルコライスは、一般的に
ピラフ（あるいはドライカレー）、ナポリタン、トンカツ（ドミグラスソース）
その三種が盛り合わせになっていることが条件。

今年オープンの西萬さん特製がこれ

ガーリックピラフ、ミートスパゲッティ、トンカツとなっている。

これをこしらえたマスター、長崎にご縁はないらしいが、
ともかくこういう洋風盛り合わせは楽しくて美味しい。

日によってはトンカツをハンバーグに代えられるらしいので
次回はそれを目当てにしたい。
ここの煮込みハンバーグはかなり美味しそう。

ピラフ、ナポリ、ハンバーグといえば
軽食喫茶の三種の神器(笑)
カフェじゃなく、喫茶店で育った我ら世代には、じんと来るメニューだ。
きっと気も揚る良いランチになるに違いない。

店の器。

カウンターに着席。

厨房に、いかにも採りたての美味しそうなものがあれば、そりゃオーダーでしょ。

新鮮な椎茸は炙って食べるのが美味しい。
もう松茸なんか目じゃないね（ちょっと負け惜しみ）。
出汁をかけて食べる、独酌三四郎の粋なひと品。

そして、これからの時期はこんなのが美味しい。

鰰の飯寿司。
酸味やわらか。いまや高級魚、鰰の旨さが生きて美味。

そして、この皿。
実際は画像で見えているよりずっとサイズのある長皿なのだが
とても良い。実に素敵。一目惚れ。

かっぱ橋で見つけたと女将は言うが、さすがの目利き。
こうした器による設えで、店の器が分かるというものだ。

器で分かる器。

シメ鯖を炙る。

なんてこたぁない。
回る寿司屋ではよくある主義。

身の方じゃなく皮目に焼き色つけてみた。

それなりの手間をかけた割には美味しさそれなり(笑)

大変なのは鯖の方だ。
三枚におろされ、塩を振られ、酢に漬けられ
食卓に届けられ、やっと人様の口に入り往生できるとほっとしていたら
今度は火炙りだ。
これではエンマ様の地獄攻めである(笑)

なんてこと考えると
ヒトとは食べることにあくなき執念を持つ煩悩の塊だな、と改めて思う。


おや、少しは悔い改める気になったかい。


いや、そういうわけでは(笑)

タル鶏天！

鶏唐揚げが好物で、おまけにタルタルソースも大好きで。
という自分にはテレビＣＭで見ていた丸亀製麺のアレが気になって仕方ない。

本日、昼。晴れてご対面。

タル鶏天ぶっかけ。自分はさらに油淋鶏ソースがけ（これも好物）。
画像だけ見せられたら、自分の常識ではこれをうどんと思わないだろう(笑)

温かいぶっかけうどん（冷製も選べる）の上に大きな唐揚げ、そしてタルタルソース。
麺の係の兄さんが、レモンを絞ってどうぞと、くし切りを一つ。
唐揚げの下にはオニオンスライスが敷いてある。
この玉ねぎが具のこってり感を緩和という仕掛けだ。いい仕事をしている。

味は、なんつーか、見た目通りなんだが(笑)
よくもまあ、こんなうどんを考えついたものよと感心しきり。

だって、だってだよ。うどんのおつゆにタルタルが混ざってもよいなんて
お釈迦様もそれを許すと言ったかどうか。
（わざわざ混ぜて食べよというものではありません）

この限定品、近く新メニュー（イクラ）に変わるらしい。
食べそびれることなく、念願を果たして何より。



以下、余談。


唐揚げにレモン。
飲み会の席で、誰に断ることなく勝手にレモンを絞っちゃう件。
よくその賛否が問われるが
本音を言えば、自分もそういうヒトにはちょっと閉口。
だがそのヒト、悪気なんかあるはずもなくただ気を使っただけ。
あるいはいつも前向き世話好き、部活とかに必要なスーパーNo２タイプ。
ただ、そういうヒトなだけ。だから、許す(笑)

皆で語らうべき場で独りスマホいじってるヒトよりまともだ。

そういや、こないだ居酒屋にいた若者の５～６人組。
全員がスマホいじってた。
あれにはぐうの音も出なかったね。スマホの会かなんかでしょうか(笑)