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緊張感の欠如

2017-03-29 | スポーツ

 WCアジア最終予選のタイ戦は4―0で日本の勝利に終わり、ほぼ3位以内を決めてあとはプレーオフ無しの2位以内を確定させるという段階になりました。初戦のUAE戦では疑惑の判定で敗れたものの、その後は極めて順調に勝ち点を積み重ねています。今回のタイ戦でも、故障者や出場停止の選手が続出していたのですが、それでも快勝できたのはそもそも力が違ったという事なのでしょう。

 それにしても、ここ数回の最終予選の緊張感の無さはどうなんだろう。もちろん、選手の側の緊張感は昔も今もちゃんとプレーしているのでしょう。しかし見る側の緊張感は、ダダ下がりもいい所だ。最終予選の視聴率が昔の約半分というのも当然だろう。

 なぜそうなったのか。理由はいくつかあるのですが、やはり一番は地域の全体的なレベルが欧州や南米ほど高くないアジアに出場枠を多く与えすぎているという事だろう。例のドーハの悲劇の時なんて2枠。そりゃ価値が全く違うからみんな燃えたものだ。

 もう1つの理由は、恐らくはチーム力の問題と政治的な配慮だろうけど、長く韓国と同じグループで最終予選を戦っていない事だろう。ジョホールバルの歓喜の時は3.5枠に一気に増えましたが、韓国と同じ最終予選を戦って絶望と歓喜を味わったものだった。中国や北朝鮮でも同じような反日で決死の覚悟で向かってくるのだろうけど、チーム力の問題でそもそも最終予選にすらたどり着けなかったりで現状ではそう怖くはない。やはりサッカーでは韓国だろうと思う。

 今後のアジア枠については、全体の枠が48にも増えることもあって8.5枠なんて話にもなっています。FIFAにしても金満中国や産油国にどうしても本戦に出てもらいたいという意思が透けて見えます。おかげで日本の本戦出場は、楽にこそなれしんどくなることは無いでしょう。

 予選は通ればそれでいいのでしょうけど、本戦で優勝を争うようなレベルでもない日本にとって緊張感のあるアジア予選こそがサッカー人気の源泉だったはず。こんな緊張感の無い最終予選をやってていいはずがない。

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