2020年の1月に、中国の武漢で発生した新型コロナは世界中に広まった。当初は武漢ウイルスと言われていたものですが、病名に地名を付けるとそれが差別につながると言われ出して、新型コロナとかCOVID-19と呼ばれるようになった。
ワクチンが開発されて、いよいよ接種が始まった昨年秋ごろから、コロナの変異株が発見されたと言われ始めた。それが今年にかけて広がってゆき、英国や南アフリカやインドといった地名を冠した変異株名がニュースや情報ワイドで何度も言われるようになっていった。病名に地名を付けるとそれが差別につながるというのは、中国に対してだけ有効らしい。
さすがに最近では、地名+変異株というのは中国だけ特別扱いするのかという声でもあったのだろうか、記号で言っているところも出てきているが…。あれだけ、あちこちから出てくると地名でしか分類するのは難しいだろう。
こういう名前ひとつで考えても、世界中のメディアや国際組織に対する中国の影響力は想像以上に大きいものだという事だと思う。もっとも、金で得た力は金で失うものではあるとも思いますが。